生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

お弟子仲間のブログから思い出されたこと

こんにちは、カウンセラーの春香です。

暑さ厳しくなってきましたね。

私は暑いのが苦手なのですが、キンキンに冷えて寒さを感じる職場も苦手で、もう今から秋が待ち遠しいです。

 

お弟子仲間のふたださとみちゃんのブログ。

彼女の世界観・表現力・柔らかさの中にある力強さが個性を更に輝かせている。

jibunhint.sakura.ne.jp

 

読み進めていくうちに、癒しってなんだろう。。。。

癒しが起きたり、癒されたり癒したり。

自分を癒すのには、音楽や映画や本で感動したり、マッサージ受けたり自然の中に身を置いて委ねてみたり温泉に入ったり。

癒しが起きるのは新しい気付きだったり、自分だけじゃなかったんだという安堵感だったり、共感を伴う体験だったり、自分の勘違いだったことに気づいたり、抱きしめた温もりだったり、抱きしめられた安心感だったり。

人それぞれ、ありますよね?

 

他人を癒すって???と、なった。

他人を癒すって???

 

 

思い出される記憶。

 

中学校の頃、クラスや部活が同じではなくて、でも友達という存在が複数いて、

ある夜、そんな存在の彼女が私を訪ねてきた。

「どしたん?ちょっと公園でも行く?」なんでもないフリをしながら、内心なぜ彼女が私を訪ねてきたのか謎だらけでザワついていた。

二人で並んで公園のベンチに座り、彼女は話し出した。

春ちゃんに聞いてほしくて。」そう口にした彼女は、一つ上の先輩から虐めにあっていることを伝えてきた。「うん。うん。」と彼女の涙を見ながら、これはどうしたものかと考えながら聞いていた。

親に相談しようか、先生に相談してみようか、同学年のヤンキーたちに相談してみようか。。。私に何が出来るんだろう、私が動いて余計に酷くなったらどうしよう。。。

考えがまとまらないまま、彼女の話を「うん。うん。」と聞くしかなかった。

話終わった彼女は「聞いてくれてありがとう。」と言ったあと、「誰かに聞いてもらいたくて、春ちゃんの顔が浮かんだから来た。」と言った。「聞いてくれただけでいいんで。巻き込みたくないから。」と言う彼女に、「誰か大人に相談してみん?一緒に行くよ?」と聞いてみたけど、彼女の答えはNOだった。

一通り話した彼女は、少し笑いながら話していたと思う。見上げた星空を二人で綺麗やね~と眺めながら、私は心の中で無力感を味わい、自分を臆病者だと思っていたこと。

 

でも、大人になって知った。

口に出すこと、聞いてもらうことが大事だということ。

話す→放つ  言える→癒える

中学生で辛い体験中にそれを実践した彼女を、勇者だと思う。

そして、否定も突っ走ることもせずにただ聞いていた私も、その時に出来る精いっぱいをやったんだと思う。

彼女から話を聞いてほしいと言われたのは、それきりで、学校で会えばそれまでどうりの距離感の付き合いだった。不思議な体験。

 

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それとは別に、大人になってから

「癒してください。」と言う人がポツリポツリと現れる。

言われるたびに、考える。

何かしなくてはいけないんじゃないか⁉何をすれば癒せるのか⁉笑いか⁉

て言うか私が癒されたいわ!と傲慢女が叫ぶ時もあった(笑)

自分の状態によりますね、本当に。

 

振り返れば、「癒してください」と言ってきた人たちは、

頑張りすぎていたり、弱音を吐きたくなった時だったり、元気が足りなくなってたり、

ちょっと甘えたくなっていたり、話を聞いてほしい人だったんだろうと思う。

 

その人たちに与えられる癒しとはなんぞやと気もそぞろに探し回ることはせず、

「そうか、そうか。」と受け止めればよかったんだと今は思う。

 

 

通勤中、窓越しに工事現場の男性を見ながら「凄いなー」と思うし、

高校生カップルの下校デートを目にすれば「可愛いなー」と感じるし、

買い物中に駄々をこねてギャン泣きする幼児を見かければ、「純度100%」と思う。

 

今となっては懐かしすぎる、紙オムツを履いた歩き始めたばかりのおちびちゃんを見るだけで、私は癒されることがあるし、すれ違うイケメン風と視線が絡めば、私の中の女が静かに存在感を増す瞬間だってある。

 

 

 

他人を癒すって?

帰ってきました。1周回ってきました。

 

 

癒してくださいに応えようとしたから分からなくなってたけど、

そこは応える必要はなく、ただ居るだけで良かったんじゃないかなと思ったのです。

あれ?また戻ってきました(笑)ただいまー。

 

自分には何も無いなんて思うことがあっても、他人が自分を見て何を感じてるのかなんて分からない。

 

あなたを見て、楽しそうだなと感じるかもしれないし、雰囲気が好きだなと思ってるかもしれないし、何も感じてないのかもしれない。

 

このブログを読んでくれるあなたが居る。

ただそれだけで嬉しくなるし、ありがたいし癒され励まされるのです。

居てくれて、ありがとう。

 

 

そして、素直に癒しを乞う人たちが羨ましかったんだなと思いました。

 

 

1時間で思いついたことを文章にするチャレンジ。

 

読んでいただき、ありがとうございました(@^^)/~~~

 

 

 

ハアハアハアハア(*´Д`)ゴール