生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

義父さんからのギフト①(娘の受験)

こんばんは、カウンセラーの春香です。

台風が過ぎ去り、秋らしさを感じるようになってきました。

とは言え、日中はまだ暑いので皆さんお気をつけください。

今日は夕方久しぶりにテニスを1時間ほどしただけで、右腕がプルプルしております。

汗がしたたり落ちて、ちょっとスッキリしました(*‘∀‘)

 

 

さて、今日は今は亡き義父さんからのギフトのお話を。

義父さんが亡くなった時期は、長女の高校受験に向けての志望校の最終調整の時期だったんですね。長女は中学3年生になって、「1番家から近いA高校に行く」と決めていました。特に行きたい高校も無かったようで。長女の成績から見ると、A高校なら安心して受験できるな~と私は思っていました。中学3年生になってすぐから定期的に志望校を書いたアンケートのようなものを提出するんですが、長女はずっとA高校一択でした。

 

 

ところが、中学3年の年末に提出したものには、【A高校】ではなく【B高校】と書いて提出したんですね。長女に理由を聞いてみると、「A高校は部活が絶対みたいで、部活はしたくないから行かない」と。

A高校に子供を通わせていたママ友に連絡を取り、本当かどうか私は確かめました。

確かに部活を勧められることはあるけど、入っていない子もいれば途中で辞める子も居るし、強制ではないとのこと。「入ったらこっちのもんだから、面接ではそれらしく言えばいい。娘ちゃんの好きにさせてあげてみたら?」と言ってくれたんです。

 

 

ママ友からの情報を長女に伝えると、納得いってない様子だったので、

担任の先生に相談なり質問してみるのが間違いないと思うよと伝えました。

 

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年が明けて三者面談があったんですが、面談予定日に義父さんが亡くなり、先生に日時の変更をお願いしました。予定通りであれば、長女の順番前後はびっちり他の生徒さんの面談が詰まっていたんですが、変更後は1番最後になりました。

 

先生から急に志望校が変わった理由を聞かれ、

思わず長女に「先生に相談してなかったの?」と先生の前で聞く私(;^ω^)

先生に、部活のことがネックになっていることを説明して、

何の問題も無いとしたら、どこの高校に行くと思う?と聞いたら長女がA高校と答えたことを伝えました。

 

そのとき、先生の目の奥がキラッと光ったように見えました。

先生は長女に、高校に部活を強制する力はないこと、裁判で戦ってもお前が勝つ、部活を勧められても断る自由は生徒にあると熱弁をふるってくれます。

 

この先生、なかなか熱いんです。運動部の顧問をされていて、それなりの結果も出されている策士にも見え、ちょっと垣間見える昭和臭さ(精神・根性論)と、今の時代に融合している対応力と保護者に寄り添う心づかいのある先生。

 

しかーし。頑固な長女は中々納得しません(*_*)

先生は席を立ち、教室の電話から職員室に繋いで誰かと話をしています。

「お前、特別ゲストを呼んだからな。学年主任で受験担当の先生を呼んだ。こんなことさせるのはお前が初めてやけんな。」

 

教室のドアが開き、学年主任の先生が現れたとき、

“またこの人が来た!あの時の先生だ!”と私は薄っすら感動しました。

 

あの時というのは、長女が中学1年生のときに無断欠席を1日だけしたことがあり、

学校に行くふりをして行ってなかったんです。

それを学校からの連絡で知り、先生方は情報収集・学校近辺の捜索・私へのこまめな連絡をしてくれたんですが、連絡を取り合ってくれて寄り添ってくれたのが、この学年主任の先生だったので、その当時を瞬時に思い出していました。

 

学年主任の先生は私たち親子の前に立ち、心配することはないこと、強制力はないこと、断ってもいいこと、部活は途中で辞めてもいいし入らなくていいと、優しく伝えてくれました。

 

が、しかーし。それでも納得できない長女(^-^;

 

今度は担任の先生と私とで、長女の才能を伝えていくという流れになっていきます。

 

 

読んでいただき、ありがとうございました(@^^)/~~~