生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

アンテナの話と……依存症まつり

こんばんは、カウンセラーの春香です。

今日は新月だそうで。

ちょっと実験の意味も兼ねて2時間のアロママッサージを受けてきました(^^)

前半は結構喋ったものの、仰向けで目元を覆われてからは……寝落ちして…

自分のイビキで目が覚め、終盤はお腹が空きすぎてグーグー鳴るという(笑)

研究熱心で優しく、若くて美しいセラピストさんに心身ともに癒されてきました。

 

子供たちが小さい頃は自分のメンテナンスはしてなかったし、自分のことは後回しで

日々に追われていたな~と思い返しながら…随分自分を心身ともに放ったらかしにしていたなと反省しつつも、いや~私頑張ったよな~と思った今日この頃。

以前より深いところで、自分の頑張りを認められるようになった感覚があります。

 

そして、マッサージ中に寝落ち出来るようになったんだな~とも思いました。

は?と思われる方もいるかもしれませんが、思考が強すぎた時期は寝落ちなんて出来なかったし、無意識にセラピストさんに気を配っていたりしたんですよ(^-^;

いや~嬉しい~(笑)

 

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2~3年前かな?気になっていたカウンセラーさんが四国で講座をされるということで、

参加したんです。その方は、こちら。
ameblo.jp

なぜ、らいくみさんが気になったかと言うと、両親の謎を解きたかったから。

らいくみさんはご主人がギャンブル依存症だったんです。らいくみさんはご主人をどうにかしようと行動していく中で、これはご主人の問題ではなく自分の問題だと気づき、依存症の自助グループでの学びや経験、心屋で学んだこと、ご自身で試行錯誤された実体験をもとに、依存症を、パートナーシップを通して回復していくという独自のメソッドを創りあげた方なんですね。

なぜ母は大事にしてくれない上に借金を繰り返す父の尻ぬぐいをするのか、

なぜ母はそんな父を憎みながら離れようとしないのか。

なぜ?なぜ?なぜ?理解出来ないし、そんな夫婦関係は嫌だと思ったからなんですけど、その講座のタイトルは「自己受容1dayセミナー」で、そういう心理系のセミナーに参加することが初めてで緊張したのを覚えています。

 

らいくみさん、講座が始まった早々に熱く語りだしました。

おお~熱い人だな~スゲ~!!と思った次の瞬間、

「いい⁉私のところに来る人はアンテナ10本だから!普通の人は3本のところ、私たちは10本だからね!拾う情報も感情も普通の人よりかなり多いんだから、普段から意識してアンテナ下げてね!」

との言葉に私のアンテナに雷が落ちたような衝撃が走りました(笑)

いや、本当にらいくみさんの熱量が凄かったのを覚えてます。

 

感情を抑え込んで生きていくと麻痺して自分の感情が分からなくなる。

共依存(癒着した関係)になる人は自分が血だらけで救急車を呼ばないといけないレベルでも、相手を指さして「私は大丈夫なんです、あの人が大変なんです!」とやっている状態だと語られていたと思います。

 

あ~まんま母と父だわ~。

そして私と母でもあるな~と思いながら聞いていました。

 

感情を感じましょう。自分が感じたことを無かったことにしない、どんな感情も垂れ流しましょう。良いも悪いも無い。感じたことをブツブツ呟いてみて。

 

自己受容からパートナーシップ、共依存関係の話。

やっぱり親子関係も出てきます。

 

質問タイムで、勇気を出して質問した私。

「らいくみさんのブログを読んで、夫にお願いすることを意識して続けてたら、夫が私にどうしたい?してほしいことはない?と聞いてくれるようになってきたのは嬉しいんだけど、聞かれてイライラする時があるのがどうしてなのかが分からない」

 

私の問いに対してらいくみさんは、

「断っていいよ。旦那さんの優しさに応えなきゃいけないと思ってない?今日は何もないからいいよ~ありがとうでOK」

 

ああそうか、無意識に応えなきゃって思ってたんだな。なるほど~。

 

「男は500回言わないと、伝えないと、伝わらないと思ってね!自分の願いを投げる。投げ続けて!息子さんが居る人は息子さんにもね~。ヒーロースイッチ押してあげて」

と、らいくみさんが言われたとき、思わず聞いてしまった私。。。

 

「我が家は夫に息子が二人なので、1500回言うってことですよね?」

 

らいくみさんがにっこり笑顔で「もちろん!」と答えてくれたとき、

私は再び衝撃を受けました。ま、ま、マジか。。。。。

(1500回達成したかどうかは分かりませんが、ぼちぼち続けています)

 

 

 

講座後の懇親会二次会で、らいくみさんの隣になったので両親の話をして個人的な質問をさせてもらい、らいくみさんは解説を交えながら応えてくれました。

心の傷が凸凹のピースのようにガチっとハマって外れないようになっている依存症者とそれを支える依存症家族(妻)。妻は現実を嘆き苦しみながらも心の奥底では「ほらやっぱりあなたはダメな人だから私が居ないとダメでしょう!」と魂は喜んでいる状態だと言われたとき、分かるような気がしました。自分の存在価値を感じられるからそうしているとのこと。でも自分と向き合わない限り気が付かないから、繰り返すんだろうなと感じたし、これは両親の問題(課題)だなと改めて感じました。諦めるにも似ているような。

 

誰かの依存症で悩まれている方、らいくみさんのブログを読んでみて下さい。

あと、本も出版されています。

 

 

 ちょっと前に心屋のカウンセラーが開催された、「依存症まつり」というセミナー動画を観たんです。

 

〇漫画家のふふさん

野崎ふみこオフィシャルブログ「人生を遊ぶ!」Powered by Ameba

 

〇パートナーシップと性のカウンセラー 小野 美世さん

小野美世オフィシャルブログ「性の悩みへの優しい答えと負けるが花」Powered by Ameba

 

摂食障害でもあり心屋カウンセラーでもあるゆっきーさん

ゆっきー@心屋認定カウンセラー セカオワ担当★ 摂食障害でHappyに生きる♡

 

 このお三方にらいくみさんが加わり開催された依存症まつり。

とても見応えがあったうえに、面白かったんです。

司会をされたふふさんが、三名のカウンセラーに質問していくんですが、依存症にしても恋愛にしても摂食障害にしても、共依存(癒着している関係)が関わってる場合が多いことや、「アディクション(依存・嗜癖)」の反対は「コネクション(つながり)」であること、健全な依存対象を見つけることの大切さを知ることが出来ました。らいくみさんが出版されてる本の内容(ご主人の言動)がかなり酷いらしくて、ふふさんがなぜそんな旦那と一緒にいられるの?と質問し、笑いながら答えるらいくみさん。見ながら私も爆笑していました。だってよく分かるから(笑)らいくみさんのご主人は、今ではらいくみ依存症と呼ばれるくらい、らいくみさんを大切にして仲良くされているそうです。

(残念ながらこの動画セミナーは、もう終わっています)

 

 

本より一部抜粋……

自分が自分のままでよいのだという自己肯定感が揺らぐとき、人はさまざまな依存対象を求めます。酒は、酔いの中で肥大した自己像を体験できます。ギャンブルは勝つことで達成感と戦利品によるかりそめの有能感を体験できます。強迫的買い物は、華麗さ豪華さきらびゃかさの装飾で、周囲からの賞賛の眼差しを勝ち取ることができます。そして、献身的に愛し続けることは、苦難に耐えることが人生の価値であるかのように錯覚させるのです。

……ギャンブラーが強迫的に賭け続けていくとき、最後に賭けているものはなんでしょうか。それは単なるお金ではありません。それは家族との平穏な休息の時間であり、家族との信頼関係であり、家族との心の絆なのです。今、あなたが賭けているのはお金ではなく、ほかでもないあなたの家族なのです。

……配偶者は依存症者と共に生活することで、本人を支え、引き起こした問題の後始末をし、失敗を尻ぬぐいします。結果として依存症者が依存しているものをやめるために、真摯に向き合う必要性が薄れます。このように結果として問題を継続させるような支え行動「イネイブリング」をどうするかが、配偶者側の課題となり、このような関係で依存症者を支え続ける人をイネイブラーといいます。配偶者がイネイブリング行動を変えられないとき、配偶者の問題として「共依存」を考える必要があります。

……依存症の家庭では、依存症の親は依存しているものに心を奪われ、他方の親は依存症者の世話に心が奪われています。つまり、子供のことは二の次になるのです。子供たちは依存によって問題を起こす親たちを心配し、両親の夫婦喧嘩を目撃し、傷つきます。それなのに罵られほったらかしにされ、家族が家族らしい機能を失っている中で育ちます。子供が子供らしく、子供時代を過ごせないのです。

精神保健センターやギャンブル依存症自助グループやリハビリ関連施設など、家族が相談できる場所についても巻末で紹介されています。

 

 

ギャンブル依存症との向き合い方』

認定NPO法人ワンデーポート、中村 努、高澤 和彦、稲村 厚

Amazon楽天では見つけられなかった(T_T))

ギャンブル依存症」と一律にしていたけど、どうも当てはまらない人たちがいるという気づきから幾つかのタイプの依存症者が居ること、発達障害や軽度知的障害があることに気づかないまま大人になった人がいることが発達検査や心理テストでの診断から分かり、その人・タイプ(個性)に合った対応をされてきて、それを踏まえた上で家族に提案しているというところにただただ感心しました。本人の体験談や、家族がしてはいけない対応、借金の返済に関すること、平穏な暮らしを取り戻していく取り組み等など、参考になることが書かれていました。

 

まだ、ありまーす(*^^*)

私のように親が依存症だった方にお勧めの本です。

と言っても機能不全家族で育った方全般にも。

(日本の8割は機能不全家族と言われている説あり)

子供たちの親を想う気持ちや子供たちの大きな愛、立ち直っていく親の様子(残念ながらそうではないケースも)、子供たちに寄り添う支援者の様子に心打たれます。

私は涙がポロポロ流れては、「ジェリーのおっちゃんに会ってみたい」と思いました。

 

 

こんなに長く書いたのは初めてかも(^-^;

 

読んでいただき、ありがとうございました(@^^)/~~~

お疲れさまでした(*^^*)