生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

『寂しい』なんて口が裂けても言いたくなかった私が口にするまで②

こんにちは、カウンセラーの春香です。

涼しくなってきたのは嬉しいんですが、乾燥が気になるようになってきました。

保湿しなきゃと思いながら、ズボラということもあり、お肌の水分の需要と供給のバランスが悪いようで(^-^;

 

さて、

『寂しい』なんて口が裂けても言いたくなかった私が口にするまで① - LIFE ➕ 生きづらさも包み込んでみる

この続きを書いていこうと思います。

 

最初に何をしたかと言うと、ひたすら夫を観察していたように思います。

なぜ帰宅すると、あんなにゴロゴロして携帯をいじったりゲームをするのか。

なぜ、週6日働いて疲れているのに海に行きたいのか。

なぜ、こんなにも察することが出来ないのか。

あと、私が働き始めたことで、子供に関すること以外のネタが出来たので話を聞いてもらうことや、相談することが増えました。

我が家の男子たちも同じように観察しました。とても分かりやすいから(^^)

子供たちのほうが夫より察する力が強い気がします。

 

あるとき、キッチンでお皿洗いをしていた私が、重なってしまって離れないお茶碗たちと格闘していたとき、「困ったな~」と独り言を言ったら、それぞれ好きなことをしていた夫・男子二人が一斉に立ち上がって私を見たんですね。

 

別のことで困ってる時にも、やはり同じように夫・男子二人が反応する。。。

 

それを見た私は、「本当に男子は女子の役に立ちたいと思ってるんだな」と感じたんです。

 

こ、こ、これは面白いかも…そう思った私は小さなことから、

「おねがーい」「たすけてー」を意識的にやっていきました。

相手の状況によっては叶わないこともありますが、応えようとしてくれるのが分かりました。

伝えないと知ってもらえないよね......はぁ...また言うの?...あ!私また我慢した...言えた...察してよ!...言い忘れた...なんで私が...言えた...言っちゃえ...言えた!の繰り返しです。

 

今では夫は休みのたびに、「どこか行きたいとこない?」「何かしてほしいことない?」と聞いてくれます。

「暑くて草抜きできてないのが気になってる」と言えば、除草剤を買ってきて処理してくれたり。

 

夫の1回目の転職の時(20代)は、会社が規模縮小するため会社都合の解雇だったのと、初めてのことだったので夫もショックを受けていたんですね。

ソファーに座って天井を見上げる夫の姿を見て、二人目妊娠中の私は「胎教に悪いわ…一緒の空間に居たくない」とまで思っていましたが、二回目の転職の時(30代後半)は、夫が当時の仕事を辞めると思うと言っていたこと、夫がどれだけ頑張っていたのかも分かっていたのと、色々と実験をしていたおかげもあり、転職先が決まったとき「夫なら何でも出来ると思ってるから大丈夫。私の為に稼いできて!」と、伝えることが出来ました。

(内心怖かったですよ。私の為ってどうなん⁉図々しくない⁉そんな思考が湧きましたが、えいや!で伝えました。ポーズはなぜか仁王立ち笑)

 

夫は満面の笑みで、「はいっ!!」と返事してくれたんですが、

へーそんな反応が還ってくるんだと眺めていました(*_*)

 

1ヶ月くらい無職だった夫は、私が仕事に行ってる間に子供を見てくれる日があったり、初めて子供を病院に連れて行ってくれたり、洗濯物を畳んでくれていたんですが、誰かが家事をしてくれて、子供と居てくれるということに対して、私は安心感を感じたし、『おかえり』と言われることが嬉しかったんです。

 

自分のやってきたことを外から見ることが出来て、一時的でも役割が変わったことが、新鮮でもあり、なんだかそれまでの主婦業をこなしていた自分に対して、なんと言うか...自分が思っていたよりも価値があるというか、夫が安心してバリバリ働けることに、自分が一役買っていることに気づく出来事でもありました。

 

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しかし、夫の転職先は夫にとって人生初の出張ありの会社でした。もちろん私にとっても。

しかも、1ヵ月とか2週間とか。長いと2ヶ月。。。

我が家は末っ子次男が年長さんだったけど、これはもっと小さい子が居る家庭は大変だろうなと思いました。ワンオペは心身ともに疲弊していきますからね(^o^;)

 

そして、夫も出張ありの会社に慣れてきたころだったか、私の中で「寂しい」が湧き上がってきていることに気づいたんです。

この少し前からやたら私が夫にスキンシップを求めていたように思います。ハグしてもらって満足・安心する感じでした。でも満たされたような感覚は一瞬。

。。。これはもう伝えたほうが。。。

 

でも、言葉にするのは抵抗出まくりです。

だって「寂しい」なんて言ったら恥ずかしい、弱いって思われそう。。。なんと言っても私が言いたくない。。。言いたくない。。。でも湧いてくる。。。

言ったら泣いてしまうのが予想出来るし、そんなの絶対見られたくない。

嫌だーーーーーーーーー。。。。。沸々沸々沸々。。。嫌なんだけど。。。沸々。。。

 

そんな時、夫が出張に出ます。

これはチャンスだ。対面で伝えられないならLINEで伝えてみたらいい。せこいです(T^T)

ハードルが下がったのに、まだ抵抗します。

嫌だ、恥ずかしい、格好悪い、弱い人間と思われたくない、負けた気がする。。。

お母さんなのに。。。

負けたくない、負けたくない、嫌すぎる。

負けてもいい。負けた気がするのが嫌。負けてもいい。負けてもいい。

色んな感情が湧いてくるなか、夫に送る文章を打ち込んでいました。

 

 

出来上がった文は、とても短くシンプルでした。

『本当はずっと寂しかった。』

『本当はずっと頼りたかった。』

『本当はもっと二人で子育てしたかった。』

 

 

気づけば涙がボロボロ流れていましたが、勢いで送信しました。

夫からの返信は。。。

「言ってくれてありがとう」

「気づかずにごめん」だったと思います。

 

 

私が抵抗を感じるのは、弱い自分を知られたくない、知られたら嫌われてしまうんじゃないか、そんなことしたら今までの頑張りが無駄になってしまうんじゃないか...

伝えた後に相手がどう反応するのかが怖いという、まだ起きてもいないことに対する不安だったんですが、伝えてみたら、意外とすんなり受け止めてもらえることに拍子抜けしていました(^-^;

 

「伝えても大丈夫だった」という安堵感と、寂しかった思いを伝えられたこと、寂しい思いを無かったことにして蓋して、お母さんなんだから、妻なんだから、嫁なんだからと一人で何でも抱え込んで、助けてが言えない自分に気づきたくなくて、被害者になったつもりで夫を加害者のように仕立てあげたり、私がやった方が早いし夫は頼りない男と思い込んで、結局自分が自分を苦しめていたことに気づいて、ボロボロ泣きました。

 

夫婦で居るのに、二人で居るのに寂しいって、一人で居る寂しさより悲しいと思います。

 

 

そして、「伝えるべき人が他に居る。本丸はその人だ。」と確信したのと同時に

最大級の「嫌だ~~~~!!」が湧き上がってきたのです。

 

 

 

はい、今日はここまでにします。

読んでいただき、ありがとうございました(@^^)/~~~