生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

『わたし』の3度の出産を振り返る

こんにちは、カウンセラーの春香です。

家の周りの田んぼでは稲刈りが始まりました。実りの秋、収穫の秋です。

 

 ふと、自分の出産について書きたくなったので、書いてみようと思います。

 

初めての妊娠・出産。まだお腹が大きくなり始めてないのに、確実に体は変わり始め、匂いがダメになったり特定のものしか食べられなくなったり、マーライオンになったり。「こんなものなのかな?」と思っていたら、脱水症状を起こしていて点滴に通うことになったり。

胸もお腹も大きくなっていき、お腹の真ん中に正中線という線が現れたり、お腹で自分の足が見えづらくなったり、胎動を感じたり痛かったり、お腹が張ったり。10ヶ月、変化しっぱなしです。

 

1人目は、病院で出産しました。そこそこ綺麗で、評判もまあまあ良いところ。

陣痛開始とともに入院し、無痛分娩希望だったので背骨にある脊椎付近にチューブを入れてもらい、お産の進み具合で麻酔を入れるとのことだったと思います(15年前なので、詳しく知りたい方は調べてみてくださいね)

 

陣痛が始まり、その感覚の波がどんどん短くなっていくにつれ痛みも増していきます。

そんな痛みを味わうのは初めてで、呼吸を整えようとしてもうまくいかない。軽く暴れたら助産師さんに怒られる(*_*) 私の1回目の「もう我慢できない!」コールでは、「まだまだ」と言われ、2回目の「あかん!もうあかん!」コールでやってきた助産師さんの嫌そうな態度(おそらく出産続きでお疲れ)…しかし確認後慌てだす助産師さん。だって私は全開大。やっとイキめる!と分娩台に飛び乗り、しばらくして麻酔注入されると、イキむタイミングが分からないくらい痛みが消えていました。

(だから夫に、なんで上手にイキめないの?と言われたんですね(^-^;)

助産師さんのリードに合わせて呼吸とイキみを繰り返し、無事に長女が誕生します。

長女に会えた感動ももちろんありましたが、人体の神秘性というか、私という人間の中で長女という人間が生まれる準備をしながら育って出てきたということにも感動したのを覚えています。

生まれてすぐに我が子の指を数えたお母さん、生まれた我が子を見た瞬間に自分の母親へ心の中で謝ったお母さん、感動して泣いたお母さん……人それぞれエピソードがあって奥深くも面白さもあります。

 

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これは、長男です。よく笑う赤ちゃんでした。

 

そして、二人目妊娠が発覚したとき、「もう病院・分娩台では産みたくない」と思ったので、調べたりママ友の話を参考にして、助産院での出産を思い描き始めます。

 

その助産院は医大と提携していたこと・子連れ出産入院が可能なこともあり、夫も了解してくれました。子供が一人から二人になることへの不安がありましたが、もう成るようにしか成らないという感覚になっていったように思います。

 

夜に陣痛が始まり、寒い時期だったので眠る長女を毛布にくるみ抱っこして助産院に向かいました。和室に布団が敷かれていて、長女を寝かせてすぐそばで出産に向けてスタンバイ。助産師さんは当時60代のお二人。廊下をパタパタと走り回る60代…常に優しく寄り添って励ましてくれるお二人。トラブルも無く無事に長男が生まれ、夫が臍の緒を切ってくれました。一通りの処置が終わり夫も帰宅したころ、夜中なのに長女が目覚め、突然現れた赤ちゃんを見てテンションが上がり、部屋の中で何やら動き回っていたと思います。出産直後から休ませてもらえません(+_+) 

助産院の施設が大き目だったことや、病後児保育育児支援もされていて玩具もあり、デイサービスにおじいちゃんおばあちゃんが来られると新生児長男が借りだされ喜ばれ(笑)、長女も退屈せずに過ごせたと思います。そして退院する日の朝、長女が嘔吐…。退院して帰宅後すぐに長女を病院へ。二人育児の幕開けです。

 

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お姉ちゃんも哺乳瓶使ってもいいよ、お姉ちゃんも一杯ひっかけたいよね、でも上手く吸えなくて困り顔の図

 

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しばらく二人姉弟だった時

 

そして、三人目を意識し始めたのが33歳のとき。

夫と話し合い、期間を決めてその期間に妊娠しなかったら止めようとなりました。

逆算して、長女と長男の夏休み付近に出産できる期間。

 

妊娠が判明し、長女と長男に報告するとワクワクが止まらない様子で、義母さんには泣かれ(笑)、実母には落胆され(笑)、悪阻の時期や妊娠後期には幼稚園の送り迎えを時々ママ友さんが助けてくれて、出産を迎えます。もちろん、あの助産院です。

 

明け方に目が覚め、ベッドから起き上がった瞬間に破水し、「ああ、始まるな」と思い、軽く朝の家事をして荷物を整え、夫に助産院に送ってもらいました。長女の登校を見送ってから、長男を連れて再び助産院に来た夫。

長男が「赤ちゃんが生まれてくるところを見たい」と言ったので、幼稚園を休む予定でしたが、陣痛が進むにつれ、母が獣のようになっていく姿を見た長男は、

「やっぱりオレ幼稚園に行く」と言いだし、戦線離脱。

 

「これが最後の出産」と思いながら、痛みをしのぐために四つん這いになったり、ちょっと歩いたり、夫にお尻を押さえてもらったり、さすってもらったりしながら、無事に次男が生まれました。私の命がけの出産を夫よ見ておけ~!と思いながら呻いていたのは内緒です(笑) 全力で感じきった出産だと思いましたが、助産師さんに「静かなお産で落ち着いてた。さすが3人目。」と言われ、騒々しい出産がどんなものなのか見てみたい気持ちにも…(*'▽')

 

夕方、長女と長男が次男と対面しましたが、二人とも目が輝いて口元が緩みっぱなしでドキドキしながら次男に触れる姿がとても可愛かったことを覚えています。

 

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薄毛時代の次男くん

 

次男が生まれてから夏休み開始だったので、3メートルくらいの大きいプールを購入して、毎日庭でプール遊びで二人とも真っ黒。夫や義母が長女長男を連れだしてくれたり、ママ友が連れ出してくれたり、遊びに来てくれたり。とてもありがたかったです。

 

三回の出産とも嫁ぎ先でしたので、産後2~3週間は義母さんにご飯をお願いしました。コープの個人宅配も使いましたね。今なら買い物代行サービスとかあるのかな?

 

頼れるところは頼って、イライラするときはイライラして

眠たくなったら子供と昼寝して、洗濯物が山積みになってもいい。

コンビニおにぎり食べさせてもいいし、レトルト離乳食でもいい。

朝、布団の中から夫を見送ってもいい。

授乳しながらオッパイ丸出しで寝落ちしてもいい(笑)

子供の食べ残しをもったいないからと自分が食べなくていい。

 

子供が生まれるまでは、力業で何とかしてきたり出来たことが、なかなか思うようにいかなくるし、中断の連続なのでストレスも溜まります。

お母さんだから当たり前。確かにそうかもしれないけど、お母さんだからこそ、

お母さん自身を大切にしてほしいなと思います。

お母さんが笑える時間、妻が笑っている時間が多いほうが家族も嬉しいはずだから。

 

 

特大ブーメランが自分に刺さったので、このへんで。

読んでいただき、ありがとうございました(@^^)/~~~