生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

私について

◇私について◇

 

私、春香のことを改めて書きます。

ご一読いただけたら嬉しいです(^^)

 

2021.8.1加筆修正

 

【私について】

両親と2つ年上の兄と私の4人家族。私が3歳の頃に両親がスナックを始めます。夜は父方の祖母や子守りのお姉さんが来てくれ、私と兄の面倒を見てくれていました。

開店準備の時間が母と過ごせる時間。夜に目が覚めても兄しかおらず、階下の店に両親が居ると分かっていても、そこはお仕事の場所だから行ってはいけないと、寂しさや心細さを1人で抱えていたと思います。

父…モラハラタイプ、借金歴50年(他界)
母…依存的で過干渉、難病3種類(他界)
兄…優等生ちょいイケメン(独身)

 

子供の頃から両親に対する違和感、自分に対する違和感を感じていました。

 

若い頃から借金を繰り返す父と、父の借金を返し続ける母。両親は共依存でした。父はモラハラ的な言動と家庭を顧みない生き方。


母は私が小学校4年生の頃、交通事故をきっかけに難病を発症し、入退院を繰り返すようになります。

母の病気の症状にば波があり、私が高校生の頃には母の話し相手になっていました。そして、母の私に対する過干渉・依存的が加速していったように思います。

 

なんだか母が重いと感じつつも、母と娘はこんなものだろうと思い込み、県外に進学した兄も家庭を顧みない父も頼りにならないと思い、私がやったるわと母の愚痴を聞き励まし、実家の商売や母の入退院のお世話などを背負っていました。

母を大切にしているように見えず、嘘と借金を重ねる父は、私にとっては敵であり、長い間許しがたい存在でした。

 

私は母を助けたい・母が可哀想と感じながら、いつまでこんな生活が続くんだろうと先が見えない不安、母はどうしてこんな問題のある男(父)と一緒に居続けるんだろう、父と別れたい殺したいと言いながらなぜ自分の幸せを考えないんだろうと疑問を抱えながらも多忙な日々を過ごしていました。

 

仕事は昼間は事務、夜は実家の店。常に2足の草鞋だったのは、夜の仕事だけにならないためで、実家の商売を手伝う気が全く無かった私なりの抵抗。

 

事務の仕事ばかりでしたが、副業禁止の規則に実家の手伝いが違反しているとクビになりかけましたが、当時私を可愛がってくれていたお兄さん的存在の人たちが会社と掛け合ってくれクビを免れました。

 

また、別の会社では社長が夜逃げをし、私宛ての遺書を目にすることになります。残された親族に寄り添いつつ、関係先の役員に相談しつつ、私は事務所で腕組みをしながら「会社をどうしようか」と考えていました。私はただのバイトの事務員なのに。。。

そんなこんなのピンチの時に、必ず助けてくれる人が現れるので、私は見えない何かに守られていると感じるようになります。

*社長は無事に発見されたことを報告しておきます

 

どうしてこんなに次から次へと何かが起こるんだろう…えーい知るか!なんでもかかって来い!と思っていたら母が長期入院することになり、2足の草鞋+母の入院中のお世話の負担が体に出て、生理が止まらなくなったため、実家の商売(スナック)に専念することになります。

 

やる気のなかった実家の商売を、どうせやるなら記録も記憶も塗りかえたいし、win-win-win(親(店)ーお客さんー私)がいいと思った私は腹を括り、あらゆる仮面を使い、メイクや服にも気を遣い(戦闘態勢完了)、断ることが多かったお誘いを断らず付き合い、自分からも営業をしかけ、客層の世代交代が自然と起き、スタッフに恵まれていたこともあり、昭和のバブル期の売上を上回ることが出来ました。

 

一番認めてほしかった母から「こんなにあんたがやるとは思わなかった。」と言われ、「これで短大出させてもらったお礼はできたかな?」と母に聞くと、「十分返してもらった。お釣りの方が多いかも。」と言われ、私の出来る親孝行は終わった!と感じて力が抜けました。

 

燃えつきたのもあると思います。目的が果たせたということや、目標・数字のためにギラギラしながらアドレナリン出しながら走れたけれど、その1~2年で気づいたのは、なんだか自分が『男』になったような感覚だったり(股間を確認したのもこの頃)、気が休まらず常に気を張っていたことです。

 

恋愛では、好きになった人に好かれるんだけど、付き合い始めてからがしんどくなっていくという…。親密感の恐れから距離が近づくことが怖かったり、愛されているのか不安になりお試し行動をしたり、攻撃したくなったり。

 

付き合い始めると物質的に距離ができること(中距離・遠距離恋愛)、付き合ってる人が居るのに別の人が現れるというのが、私の持っていた恋愛パターンでした。

 

ロックマンが好きというか、やめた方がいいと分かっていても惹かれるのはロックマン。きっと今も。。。ロックマンとの恋は修行と言われるように、途中で「これは恋愛なのか、人生道場なのか」と何度か思ったことがありますし、ロックマンが変化していくのを身近で見ていた時は「これは恋愛感情なのか、人間愛なのか」とも感じていたり、疲れや不自由さを感じていたので、ロックマンとの結婚は選びませんでした。

 

遠距離恋愛をしていた夫のもとに嫁ぎ、地元・親元を離れ、家を建て子供が出来て幸せな条件は揃っているはずなのに何か満たされない感覚があり、見えない何かと戦うように、ずっと頑張り続けていたと思います。

 

いつも他人優先で、自分は後回し。それが当たり前だと思っていたので、そのことに気づくのにかなり時間がかかったし、そうではない生き方があるということを知った時は驚きました。

 

付き合っていたころは、『寂しい』とか涙を夫に見せることが出来ていたのに、結婚して『家族』になってからは夫に頼ることが出来ず、察することができない夫にイラついたり、子供らしい子供たちにもイラつき、休むことが苦手な上にワンオペ育児、常に思考を張り巡らし、頑張らないように見える人たちにイラつく日々。

 

またしても私は『男』になったような感覚になり、パート先でも「女性なのがもったいない。」と言われる始末。(評価してもらっての言葉です)

 

仕事では、社長(男性)に可愛がられたり鍛えられたりした分、『女性からの嫉妬』を感じるというパターンや、気づけば『聞き役』になることや頼られることが多く、力になりたい!と引き受けては、終われば安堵感と虚無感…。

 

誰かの話を聞きながら、みんな話すの上手だしそこまで話せるのが凄いなと思いつつ、私はそんなの出来ないなと感じていたんです。自分が思っていることを表現することが出来なかったんですね。

 

私は、弱音を吐くことも出来ず、頼られることはOKでも、人を頼ることは大の苦手。「助けて」と言えなかったのは、言ったらダメ、言ったら負け、格好悪いと思っていたからです。

 

迷惑をかけてはいけない、心配をかけてはいけないという子供の頃からの思い込みも握りしめていました。

 

子育て・家事・パート・義家通い、子供の行事・習い事・役員・義父さんの介護補助・母からの帰省の催促・母からの電話。どんどん自分がすり減っていくような枯渇していくような感覚。

 

幸せな条件は揃っているはずなのに満たされない何かがある。何かおかしいと感じ始めた頃、心のことを知り、「頑張らない」という言葉を目にした時、怒りで携帯を投げました。

 

頑張らなかったらダメやん!!

 

それでも気になっては本やブログを読み漁り(臭いのにまた嗅ぎたくなるような感じ)、分からなくてはイラつきながら、心の世界にハマっていき、心理学を知っていくことで、両親の謎、私自身と向き合い始め、ずっと実家家族での役割を続けていたことに気づきます。

 

その役を降りると決め、私がずっと伝えられなかった言葉を、夫と母に伝えました。

 

「本当はずっと寂しかった。」

 

残念ながらしばらくして母は亡くなりましたが、夫に本音を伝えられるようになっていき、夫の優しさや愛情表現を見つけては受取れるようになりました。

 

察してくれない頼りないように見えた夫から、いつも気遣ってくれて「どうしたい?」と聞いてくれて応援してくれ、見守ってくれる夫になったんです。

 

「愛されない」というフィルターを通して見ていた世界とは違う世界へ。最初から愛されていたのに、自己肯定感が低く、拗ねに拗ねて拗らせていて見えなかったものが見えるようになり、感度が上がり、幸せを感じることが増えました。

 

私には3人の子供がいますが、子供は好きでも子育ては苦手です。子供たちはそれぞれタイプが違いますが、私の子供時代とは違って、それぞれが思っていることを表現します。その表現を見ながら沢山のことに気づかせてもらいました。

 

反抗期もありますが、その様子を見ながら私とは違う人間なんだなと改めて思ったりムカついたりイラついたり…羨ましく思ったり(笑)子供の方から親離れをしてくれてるんだと自分に言い聞かせることも。そして、子供が成長した分、少しの寂しさと喜びも感じます。

 

2020年、心理カウンセラー根本裕幸氏のお弟子3期生になり、心理カウンセラーとして活動開始。

 

2021年1月、父が急逝しましたが、父からのギフトは大きかったです。父は、私でした。あれだけ父を憎んでいましたが、今はもう父を憎まなくていいんだとホッとしてます。

 

ずっと生きづらさがあり、今も多少はありますが、以前より生きやすくなったし、夫婦仲も良くなり安心も増し、戦わなくなった分、背負わなくなった分、おっとりしてきました(笑)亡き母が言うには私はポ~っとした子供だったそうで…。

 

そして、自分を尊く愛おしい存在だと感じています。

 

私のように親子関係で悩んでる方、家族の問題を背負われてきた方、感受性豊かで繊細な分、沢山の情報を一気に取り込んで不安になったり疲れる方、他人の感情を引き受けやすい方、パートナーに頼れない方、子育てがしんどい方、恋愛がうまくいかない方、同じパターンを繰り返してグルグルしてる方などの応援・伴走をしたいと思っています。

 

生きていれば、辛い出来事も悲しい出来事も何かしら起こりますし、考えても悩んでも答えを出せないことがあったり、自分には何もないと感じたり、自分の価値を低く見積もってしまうことや、他人と比べて自分はおかしいんじゃないかと感じることもあると思います。

 

そんなとき、1人で孤独にならないでください。1人で抱え込むことで自分を苦しめることがあります。思いや悩みを話すことで放てること、思いや悩みを言えることで癒えることがありますからね。

 

そして、あなたにはあなたの価値・魅力があります。それに気づいて認めて受取っていくことで、あなたの世界にどんな変化が起こるのでしょう?知りたい、見てみたいと思いませんか?

 

自分を大切にすることは、自分を知るということでもありますが、自分1人では自分のことが見えません。春香を使って自分を知っていきませんか?