◇父との対面
愛しい皆さま、こんにちは。
カウンセラー春香です。
花粉症シーズンですね。
ティッシュが凄い勢いで消費されて
いってます(^-^;
今回は、父との対面の話です。
父が亡くなった日の様子はこちらをどうぞ。
寝たのか寝てないのか分からないまま、
朝になり、いつものように家事を
しながら、実家に帰る準備をしました。
兄から、朝一番に帰るようなことは
しなくていいと言われていたのと、
頭と心と体がチグハグな感じで
思うように準備が進みません。
この感覚は母の時と同じ。
私だけ一足先に帰ることにしたので、
後は夫に頼み、「じゃーね。」と
自宅を後にして、車のガソリンを
満タンにして、高速に乗る。
高速道を走り出してすぐ、
「泣いてもいいよ」
「矛盾だらけでいいよ」
「支離滅裂でいいよ」と、
自分に言ってあげました。
言い終わるまでに大粒の涙がボロボロ
こぼれます。
憎んでいても涙はどんどん流れます。
2年前母が亡くなった時もそうだったなと
思いながら、片道3時間ちょっとの間、
泣いたり泣かなかったりを繰り返しながら
母の時とは何か違うなと思いながらも
無事に地元に着き、斎場に居る父と兄の
もとに向かいました。
斎場に着くと、兄と親戚が居て、
「お父さん、穏やかな顔しとるで。」
そう親戚に言われて、
ちょっとホッとしたんですよね。
死因が溺死だったので、どんな顔に
なってるんだろうと思っていたので。
棺桶に入っている父は、穏やかな表情で
安らかに眠っているようでした。
正直、なんとも複雑な気持ち。
親戚が帰っていき、兄との時間。
葬儀の段取りに父の友人が同席してくれ
たと報告を受け、兄が1人じゃなかった
ことが有難いなと思いました。
そして、心臓にも脳にも原因らしい
原因が見つからなかったこと。
兄から話を聞いている最中にも、
父の死を聞きつけた人が駆けつけて
くれます。
父には友人・仲間が多いので、父の同級生や
長い付き合いの友人方は私からしたら、
みんな「おっちゃん」です^^
やたら「おっちゃん」が出てきますが、
ほぼ全て別々の「おっちゃん」です。
ポツリポツリと父に会いに来てくれる人が
現れ、少しの時間お話をする。
そんな時、あるおっちゃんが兄の名を
怒鳴りつけるように呼びながら入ってきて、
肩をいからせ、父のもとに近づいて
無言で棺桶の中の父を見つめていました。
悲しみを怒りで閉じ込める…。
まさにそんな様子。
そのおっちゃんはそのまま帰ろうと
したので、声をかけました。
「おっちゃん^^」
おっちゃんは私と目が合うと、
俯いて泣き出しました。
悲しい悲しい。
寂しい寂しい。
私は無言で両手を広げておっちゃんに近づくと、
おっちゃんも泣きながら両手を広げてくれたので
抱き合いました。
あっ!コロナだわ!
そう気づいて離れてから、おっちゃんは
「お前らも寂しくなるなあ。」
と、涙声で言ってくれましたが、
私はこの時、その言葉の意味がまだよく
分かっていませんでした。
兄が連絡先が分からないというおっちゃんに
私が電話してみると、
「あれ~?久しぶりやね、どうしたん?」
と、陽気な声が聞こえてくる。
これは困った…言いづらいな…
でも言わなきゃな…
「お久ぶりです。驚かせて申し訳ないん
ですけど、父が亡くなりました。」
「は~?父って誰よ?^^」
「私の父は1人しか居ないでしょう?」
「またまた~(笑)」
「父が昨日亡くなったんです、本当に。」
ここでようやく、このおっちゃんは
理解し始めたようで、どうして亡くなった
のか、通夜・葬儀はいつなのかを
私に聞き始めました。
「今日は夜の予約が入ってるから行けない」
と、おっちゃんは言いながら、2時間後にも
電話してきて、私たち兄妹を気遣いながら
行けないことを詫びていました。
そして、3回目の電話です(笑)
可愛い男性なんです、このおっちゃん。
「来たいんでしょう?^^
何時でも大丈夫ですよ、
私が居るから。」
そう伝えると、
「分かった!行く!」と
二つ返事で決まりました。
夜にこのおっちゃんは来てくれて、
無言で父を見つめたあと、
私たち兄妹を見ながら
「あああああ!」と悔しさと悲しさを
表現しながら帰っていきました。
父の同級生たちも来てくれてたので、
父との忘れられないエピソードが
あれば、時間があるときにでも
教えて欲しいとお願いをしました。
父が亡くなった時には…と、
私のしておきたいことは以前から決めていた
のですが、結果的に全て叶えられたなと
思っています。
続きは、下記の記事です。
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