◇父の葬儀③
愛しい皆さま、こんにちは。
カウンセラー春香です。
連日の日記にお付き合いくださり、
ありがとうございます^^
父の葬儀編、今回で終わります。
火葬場に着くと、職員の方に案内され
火葬と骨上げの説明を受けます。
父の棺桶が運ばれてセッティングされてる
間に、兄が私に聞いてきました。
「一緒にスイッチ押す?」
この時、私は心の中で
【火葬スイッチは喪主が押すもの】という
思い込みがあったので衝撃を受けました。
私「え?いいの?二人で押していいの?」
兄「いいんやないかね?どうする?」
私「一緒にとどめを刺すのね?」
兄…のけぞって笑ってました^^
兄と横並びになり、ひとさし指も並べて
私の「せーの!」という掛け声で
スイッチを押し、火葬が終わるまで
待つことになりました。
骨上げが出来る状態になるまでの待ち時間が
異様に長く感じるのは私だけでしょうか。
最後まで付き合ってくれた方たちに
コーヒーをふるまったりお菓子を配ったり。
日当たりが良すぎて暖かくて
眠たくなったり…。
つまらなそうな子供たちを夫と
眺めたり…。
誰かと近況報告をしあったり。
そんなこんなしている間に
父が骨になり(表現が思いつかない)
骨上げをするために集まります。
親族、同級生、友人たちの手によって
父の骨は骨壺の中に納まっていきます。
180㎝近くあった父が骨になると、
とても小さく感じたのですが、
そう感じたのは私だけでした。
葬儀関連の仕事をしている友人が言って
いたのですが、
火葬する前に思いがこみ上げる人と
火葬された後に思いがこみ上げる人に
別れるそうです。
(あくまで友人調べ)
私は火葬前タイプ。
姿形がある状態がもう二度と見ることが
出来ないからです。
無言の骨上げが終わり、
兄がまた挨拶をし皆さんにお礼を伝え、
皆さんを見送り、ようやく終了です。
長いようで短い、
色んな感情やお話を聞かせてもらい、
沢山の人と言葉を交わした
穏やかな葬儀だったと思います。
恐らく父にとっては
物足りないだろうし
アイツが来てない!とか
言いかねないとも思います。
しょうがないのよ、コロナだし。
父から離れた人も居るだろうし。
皆、自由に選べるんだから。
それでも、一番言われた言葉は
「お父さんに助けてもらったんよ。」
「お父さんに良くしてもらったんよ。」
この言葉たちだったと思います。
とりあえず、父の葬儀編終わりです。
読んでいただき、ありがとうございました^^