生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

夫婦のすれ違い

◇夫婦のすれ違い

 

 

愛しい皆さま、こんにちは。

カウンセラー春香です。

私についてはこちらをどうぞ。

 

 

四月になりましたね^^

初々しいスーツ姿の若者たちが何だか

眩しく見えます。

 

 

昨日、久しぶりに本屋に行って色々と

立ち読みしていた中で、結局最後まで

読み切った本がありました。

漫画だったから読み切れたんですけど。

 

 

妻が口をきいてくれません

妻が口をきいてくれません

 

 

 

 

前半は旦那さんからの視点で描かれてて、

『妻が5年間、口をきいてくれない』

という、なんとも切なく辛い物語。

 

 

どうして口をきいてくれないのか…

こんなこと誰にも相談できない…

子供たちは可愛い…

妻もよく見ると歳をとってきたな…

毎日家事育児頑張ってくれてるな…

頑張って愛情表現をしても妻は

表情が変わらない…そして拒否も…

口をきいてくれない…

家に帰りたくない…

頑張って帰らなきゃ…

頑張って帰るってなんだ⁉

 

 

私は読んでいる間に切なくなりつつ、

私もこういう態度を夫に対して

していた時期があったなと思い出します。

 

それは、上の子たち二人を抱えていた頃。

あれもしなきゃ、これもしなきゃ。

右手に長女、左手に長男。(2歳差)

時には足元に長女、背中に長男で家事を

して、毎日子供をお風呂に入れて、

吹き上げたら全身にクリーム塗って、

髪の毛乾かして歯磨きの仕上げ磨きして、

二人を抱えて寝室に連れて行き寝かしつけ。

朝起きたらまた繰り返される子供中心で、

子供のグズりや甘えで中断されては

予定通りには進まない日々。

急病、姉弟喧嘩、園の行事、地域の行事、

義家通い、夫には頼らず全部一人で

こなす日々。

 

 

全く余裕が無かった頃です。

毎日が必死。

もちろん楽しいこともありましたけど、

~やらなきゃ!が頭を占めていました。

 

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物語の後半は妻の視点で描かれていました。

結婚して子供が出来て、あれもこれも

頑張っている中で、夫の言動にイライラが

募っていく日々。

 

夫の何気ない一言。

 

賞味期限切れてるよ?

こんな高い物買ったの?

一日中家に居て何してたの?

もっとできるでしょう?

これってレンジでチンしただけ?

病気なの?明日には良くなってる?

明日俺仕事だから困るよー。

 

なんなのコイツ?と思いながらも

家事育児をこなす日々。

  

妻はある日の辛い出来事を夫に報告するも

夫には受け止めてもらえず、妻は体調を

崩します。

 

そして、誓うんです。

 

期待して、失望させられる。

もうガッカリしたくない。

『もう夫とは口をきかない』

 

 

わーかーるー!!

分かるよ、分かる。

だって同じこと思ったことあるから。

 

もうこうなってくると夫は『敵』にしか

見えなかったり、夫が居ない時間が楽に

なってきますよね。

夫が帰宅すれば引きこもりの怒りスイッチ

が入り、無表情で家事育児をこなす。

そして、そんな自分に対する嫌悪感や

罪悪感も感じて余計に閉じちゃう。

 

もう、分かりすぎて辛い(-_-;)

 

夫も妻もどちらも悪くないんですよね。

 

夫は夫で、結婚して子供が生まれて、

家族を養うために頑張って働いてる。

 

妻は妻で、結婚して子供が生まれて、

子供たちが元気に育つように

夫が仕事に専念できるように

妻が出来ることを頑張っている。

 

それなのに、すれ違う。

 

これも、しょうがないかなとも思います。

よくある夫婦の形だとも思いますし、

夫と妻が無意識にお手本にしていた

夫婦のモデル(両親)がそういう関係性

だったのかもしれないという予想。

 

結婚して生活を共にしていく中での

ステージの変化や関係性の変化、

長年の思い込みや思考癖などが複雑に

絡まっていたり、お互いの意見をすり合わす

やり取りや、本音を伝えるコミュニケーション、

お互いに助け合う方法を知らなかった

のではないかと。

 

 

私、知りませんでした。

 

 

夫が頑張って働いてくることを『当たり前』

と思っていたから感謝してなかったし、

その『当たり前』を自分にも課していたし、

期待しては裏切られるのなら自分でやった

ほうが早い、教えるのも面倒くさい、

自分が働いてないことに対する負い目や、

家事育児は私がやるべきとも思っていたから。

如何に合理的に進めるかも大事だったし。

 

 

 

最近、夫とその当時の頃を振り返ることが

あったんですけど、

夫は夫で必死だったと改めて分かりました。

結婚して、子供が生まれ、家を建て、

精神的なプレッシャーを感じながらも

家族に食べさせていくことが一番で、

余裕なんて無くて、子供にも厳しかったと

思うしピリピリしてたと。

 

私もそうだった。

ジャンルは違えど、同じ気持ちや

同じプレッシャーを感じながら

私たち夫婦は過ごしていたんです。

お互いに思っていることを知らずに。

 

それぐらいお互いに頑張って『家族』を

守ろうとしてたんだろうと思います。

それぞれが考えていた形で。

 

 

夫婦の数だけ、いろんな夫婦の形がある

と思います。

日々の日常の忙しさに追われていると、

そのまま流されるように経過していきがち

ですよね。

 

こんなつもりじゃなかったのに!

結婚してからそう思った時は、ある意味

チャンスかもしれません。

 

夫を変えたい!!

そう思っていた私ですが、残念ながら

他人を変えることは出来ないことを知り、

嫌々自分と向き合い自分を知っていくように

なってから、少しずつ変化してきたと思います^^

 

 

なんとかしたい…

この状況を変えたい…

でも一人では難しい…

そんな時は人を頼ってみてはどうでしょう?

カウンセラーにも頼ってみてください^^

 

 

あの本の結末は…なるほど~って感じでした。

気になる方は、こちらをどうぞ。

 

 

それでは今日はこの辺で。

読んでいただき、ありがとうございました^^

 

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