生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

お悩み相談:ココロのマルシェ【否定的?な母との向き合い方】

 ◇お悩み相談:ココロのマルシェ◇

【否定的?な母との向き合い方】

 

 

 

愛しい皆さま、こんにちは。

カウンセラー春香です。

 

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今日はココロのマルシェのお悩み相談に

お答えします。

 

~ココロのマルシェ~

根本裕幸氏のお弟子さん制度を卒業

したカウンセラーがお悩みに答えます。

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否定的?な母との向き合い方

~Mさんからのご相談~

 

30代、転勤族の専業主婦です。知り合いもおらず、買い物ができるお店といったら、スーパーくらいしかない田舎に住んでいます。

コロナ禍もあり、家に引きこもっております。時折実家の母に電話をして時間を潰している毎日です。しかし、母に今の生活の不満を愚痴ると必ずこう言われます。

「コロナ禍で失業してる人もいる中で、私は旦那さんの稼ぎで専業主婦でいられる。何が不満?」「あなたは子供がいないでしょ?気楽じゃない。妹を見なさい。2人育ててパートもしてる。子育てしながら働くのは大変よ」だいたいこんなことを言われます。

 他にも、母に何か相談すると、
「あんたはダメねぇ~もっと気楽に考えなさい。」「私が結婚した時はもっと大変だったわよ。近くに頼れる人もいない。そんな中子育てしたのよ。」
いつもこんな会話です。


私の辛さを妹や昔の自分と比べられます。

最近、頻繁に電話をしているせいか母との会話により違和感を感じるようになりました。

なぜ、いつも肯定してくれない。なぜ、辛さを比較する?と疑問を持ちつつも
母の言葉を、私が否定的に受け取ってるだけなのかもしれない。

私の辛さだって、他人と比べたら大したことはなく、もっと大変な方がいるだろう。
そう思ってしまうところもあります。私の母は否定的なのでしょうか?

こういう母に育てられた私も同じように否定的な口調になってしまうのでしょうか?

そして、一番近くにいる夫に対して母と同じような口調をとってしまっていたらと思うと、更に不安になります。

 

Mさん、初めまして。ココロのマルシェにご相談を寄せていただき、ありがとうございます。

 

春香からのお返事を書かせていただきますね。

 

ご主人が転勤族ということで、知らない土地で生活されているんですね。スーパーくらいしかない田舎と書かれていますが、Mさんは日々の中や家の中で何か楽しめることはありますか?


Mさんの方からお母さんに電話をされているということなので、Mさんは話し相手が欲しかったり、話を聞いて欲しいという心境や状況なのだろうと思います。

 

お母さんに対して『今の生活の不満』を愚痴っているとありますが、具体的にはどのような不満があるのでしょう?

 

知らない・慣れない土地での生活で不安になったり寂しさを感じたりは、されていないでしょうか?

 

ご主人と一緒に居る時間はありますか?夫婦の時間を楽しんでいますか?

 

お母さんに言っている愚痴・弱音・不満をご主人に言えてますか?ご主人に聞いてもらっていますか?

 

 質問ばかりですみません。Mさんご自身でもちょっと振り返っていただけたらと思います。

 

>「コロナ禍で失業してる人もいるり中で、私は旦那さんの稼ぎで専業主婦でいられる。何が不満?」

>「あなたは子供がいないでしょ?気楽じゃない。妹を見なさい。2人育ててパートもしてる。子育てしながら働くのは大変よ」だいたいこんなことを言われます。

 

Mさんがお母さんに上記のように言われた時、Mさんはお母さんに『否定』されているように感じるのだと思います。

 

Mさんは本当は、ただ話を聞いてもらって、「そうかそうか、そうなんだね。」と受け止めてもらいたいのではないでしょうか^^

 

また、『恵まれている』『気楽』と言われることに罪悪感を感じてはいませんか?のんびり過ごすことや暇に感じるような時間を、居心地悪く感じたりすることはありませんか?

 

>「あんたはダメねぇ~もっと気楽に考えなさい。」

>「私が結婚した時はもっと大変だったわよ。近くに頼れる人もいない。そんな中子育てしたのよ。」

 

お母さんなりの励まし方なのかもしれませんが、Mさんにとっては辛く感じられるんですよね。(私の母も似たような感じだったのでお気持ちは分かります^^)

 

お母さん、私のこと見てる?

お母さん、私の話聞いてよ!

お母さん、私のこと受け止めてよ!

 

そんな思いがMさんにはあるのかもしれません。あるのだとしたら、それはいつ頃からあるのでしょうか?この辺りもMさんご自身で振り返っていただけたらと思います。

 

Mさんがお母さんに愚痴を言ったり相談すること、お母さんの言葉に反応されるということからも、Mさんにとってお母さんは特別な存在なんですよね。

 

お母さんがどんな気持ちでどんなつもりで、Mさんに言葉をかけているのかは分かりません。でも、お母さんの言葉をMさんがどう受け止め解釈しているのか、どう感じているのかは分かりますよね。

 

Mさんが感じているのは、お母さんに否定されているようで、辛い。お母さんに肯定してもらえなくて、悲しい。。。そんな気持ちだと思います。

 

そして、どうしてそう感じるのかは、MさんがMさんを否定的に見ていたり、そのせいでMさんがMさんを肯定してあげられないからなのではないでしょうか?

 

誰かに否定されたように感じたとしても、自分が自分の味方になることが出来たらダメージは少ないと思います^^「ふーん、あなたはそう思うんだねーへー。」と捉えることが出来るようになるので。

 

「私が結婚した時はもっと大変だったわよ。近くに頼れる人もいない。そんな中子育てしたのよ。」という、お母さんの言葉から私が勝手に想像したことですが、お母さんも結婚生活・子育てで大変な時があったのだと思います。頼れる人がいなかった分、お母さんは孤軍奮闘されたのかもしれません。

 

Mさんは、そんなお母さんの話相手になってこられたのではないでしょうか?Mさんがお母さんにしてほしかったことを、Mさんがお母さんにしてあげてきたのではないかな?と思ったのですが、どうでしょう?違っていたらごめんなさい。

 

お母さんがMさんにかけている言葉は、かつてお母さんがお母さん自身にかけていた言葉かもしれません。大変そうに見える人、忙しそうに見える人、頑張っているように見える人と自分(お母さん自身)を比べながら、自分自身を叱咤激励していたのかもしれません。

 

だから、Mさんにも同じようにしているとしたら?(Mさんは妹さんがおられるので長女さんで合っていますか?母親は自分自身を長女に投影する傾向があります)励ますことがお母さんの愛情表現だったとしたら、Mさんはどんなことを感じますか?

 

えーーー!そんなの要らんしーーー!

そんな愛情表現欲しくないしーーー!

私が欲しいのと違うーーー!

 

どんな感情もOKです。しっかり感じて見てあげてください^^

 

親が子供にする愛情表現と、子供が親にしてもらいたい愛情表現は違うことが多いです。(夫婦関係でも)

 

Mさんがしてほしい愛情表現は、どういったものでしょうか?また、してあげたい愛情表現はどういうものでしょうか?

 

人それぞれの愛情表現があり、それぞれ違うと思います。『違いを知る』ことで、自分と自分以外の他人との間に線引きもしやすくなりますし、『私は私・他人は他人』と見ることが出来るようになっていきます。

 

そして、違いがあるからこそ、『私』という人間を知ってもらうこと、『相手』という人間を知っていくこと、違いを受け入れていくことで、より良い関係性に変化していくことが出来ると思うので、違い探しをやってみてほしいです^^

 

さて、Mさんは、自分にどんな言葉をかけてあげたいですか?

 

Mさん、どんな時間を過ごしたいですか?

何をしたら、どんなことを感じたら気分が上がるでしょうか?

 

嫌な気分になることに時間を使うより、自分が自分をもてなして自分を楽しませてあげることや、自分で自分を満たすこと、自分が自分に寄り添うことに意識を向けてみてはどうでしょうか?

 

頭で考えるよりMさんが『感じる』ことに意識を向けてみてくださいね。

 

そして、『不満』を感じやすくなっていると思うので、『ない』ものより『ある』ものに目を向けるよう意識してみてください。

 

・働いてくれる夫がいる

・食べ物に困らない

・時間に余裕がある

・静かな環境で暮らせている

・話を聞いてくれる人がいる

・相談できる場所がある

・新しい視点を得られる

・自分のことを想ってくれる人がいる

 

『ある』ことに意識を向けていく習慣が出来てくると、自然と『感謝』にも繋がりやすくなっていき、『感謝』している状態では、『不満』は出にくくなりますからね^^

 

出来ることからやってみてませんか?Mさん、ちょっと忙しくなるかもしれませんね。

 

1人で難しいときには、私たちカウンセラーを頼ってください^^

 

Mさん、ありがとうございました。応援しています!

 

 

 

 

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