生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

夕方のスーパーで彼の後姿を見て思ったこと

◇夕方のスーパーで彼の後姿を見て思ったこと◇

 

 

 

愛しい皆さま、こんにちは。

カウンセラー春香です。

 

 

昨日、長男の部活が市外の体育館でやるということで私が送迎をしたんですが、帰りは友達も乗せてほしいと言われたので、「あぁ、いいよー。」と軽い返事でOKしまして。

 

「学校近くのスーパーまで送ってあげて~。」とも言われたので、これも軽く「はいはい了解。」と返事を返しました。

 

お迎えに行くと、「我が家から近いスーパーに変更!」とのことで、多分気を遣ってくれたんだろうな~と思いながら、男子高校生2人を車に乗せて出発。

 

あっという間に一瞬で車内が部室のような香り(ボールやインシューズ)と、10代男子の清潔感に気を配る香り(制汗剤)、後部座席で少し恥ずかし気にやり取りする2人の空気感、色んなことを感じている自分、突き刺さるような西日を感じながら、無事に目的地に到着しました。

 

「お菓子買ってよ。」と、長男に言われたのと、買い忘れていたものがあったのでそのままスーパーで買い物をしたんですが、長男とスーパーで買い物をするのはいつぶりだろう?というくらい久しぶりのことでした。(小学生低学年の頃以来?)

 

あれが要る。

これが好き。

新しいのが出てる!

 

お互いの思っていることを話しながら、買い物カゴの中身が増えていき、セルフレジでお会計終了。

 

横で見ていた長男がスッと前に立ち、いっぱいになったレジ袋をひょいっと持って歩き出します。

 

「ありがとう。」と、私は言い、長男の後姿を見ながら『息子になったんだな』と感じたんですよね。(生まれた時からずっと息子なんですけどね)

 

 

気づけば私がちょっと見上げる背丈になった長男、筋トレの成果が出始めた肩回り、ベンチプレスや筋トレでこれまでより逞しくなり始めた足腰まわり。

 

お買い物カート(幼児用)にご機嫌で乗りこんだり、お菓子コーナーで目をキラキラさせながらお買い物カゴ(幼児用)にお菓子を入れたり、お菓子じゃないものを欲しがって駄々をこねたり拗ねていた過去を思い出しながら、今の長男の後ろ姿を私は見つめていました。

 

と、同時に”彼女にも気配りしてるのかな?”と考えたり、10代の青春を思い、ちょっと自分の気持ちだけが若返ったような感覚になりつつスーパーを後にしました。

 

 

心理学では腹が立ってしょうがない人や嫌いな人のことを、『シャドウ』と言ったり『生きられなかったもう1人の自分』と言ったりします。

 

「我慢」をしてきた人ほど、『シャドウ』が現れたりするんですよね。

 

「我慢」してきた人は、我慢せずに言いたいことを言い、やりたいようにやっている人に対して、けっこう反応してしまうことがあります。

 

私は、子供たちに対しても反応することが多かったし、反応した分、自己嫌悪にもなっていました。(上手く愛せないと悩んでいた時期があります)

 

『シャドウ』が教えてくれるのは、『生きられなかったもう1人の自分』であったり『自分が嫌っている自分』。

 

私が長男に対して反応していたのは…

・すぐ泣く

・ワガママ

・思ったことを言う

・甘える

・やりたいようにやる

 

つまり私は、

・泣いてはいけない

・ワガママを言ってはいけない

・思ったことを言ってはいけない

・甘えてはいけない

・やりたいようにやってはいけない

という禁止令を、自分にしていたんですよね。

 

ざっくり言うと、それらをすることで周りに迷惑や心配をかけてしまうから。

そう、思い込んで生きていた私が居ました。(両親の関係性がベースにあります)

 

この子(長男)は私に何を見せてくれているんだろう?

 

そういう視点で見るようになってから、長男に対して反応することが減ったり、長男にも自分自身にも愛おしさが増していったんです。(長女・次男もそれぞれ、『私』を見せてくれ教えてくれました)

 

今の長男は、『生きられなかったもう一人の自分』を見せてくれてるのかなと思います。プレーヤーとして部活に夢中になる姿。

 

私、高校時代にマネージャーをしていたんですけど、途中で違う部に入ってプレーしたい!と思っていた時期があったんですが、一緒にマネージャーをしていた友達に悪いな…とか、今から新しい部に入って追い付けるかな…とか思って断念したんですよね。

(The・他人軸です。今も状況や状態によって揺れますよ。)

 

当時、スラムダンク(バスケの漫画)を読んで揺さぶられたんですよ、私。(遠い目)

 

長男が小学生高学年のとき、私が大人買いしたスラムダンクを読み始めた長男。

 

「お母さん、おれ、バスケがしたい!!」

長男は、そう言いました。目をキラキラさせて。

(結局バスケをすることなく今に至っております)

 

***

 

身近な人も、気になるあの人も、嫌いなあの人も、目の前の出来事も、自分を知るきっかけや気づきを教えてくれているとしたら?

 

あなたは今、何を思い、誰を思いましたか?

 

 

それでは、今日はこの辺で。

読んでいただき、ありがとうございました(@^^)/~

 

 

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