生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

怒りと汚れと罪悪感と

◇怒りと汚れと罪悪感と

 

 

愛しい皆さま、こんにちは。

カウンセラー春香です。

私についてはこちらをどうぞ。 

 

 

父の葬儀後、私は家族と離れて実家に二泊

したんですけど、本気で掃除をしてきました。

私は決して綺麗好きとか潔癖症では

ありませんし自宅では手抜きしてます。

 

 

父は自分が汚したことにも気づかない人だし、

兄は働いているので毎日掃除する余裕もない。

男二人だとしょうがないんだろうと思いつつ、

父がタバコで焦がしまくった床とか、

父が汚しまくった台所やトイレを見ると、

お得意のイライラが私を駆り立てます(^-^;

 

 

なぜかお風呂場だけ綺麗なのが疑問でしたが、

父がお風呂場で亡くなり警察に引き取られ、

兄はすぐにお風呂の掃除をしたということで

納得。そのままには出来ないよね。

私はお塩と清酒で清めました。

 

 

弔問客が実家にも来るだろうと思い、

ある程度は綺麗にしておこうと掃除を

始めたら止まらないwww

 

 

こんなに汚した父に対する怒り、

しつこい汚れに対する怒り、

負のエネルギーをまき散らす汚れに

対する怒り。

 

メラメラ燃えて捗るも、止まらないし

嫌な気分になってきます"(-""-)"

 

自宅で例えるなら機嫌悪い状態でお皿を

ガッチャンガッチャン割れそうな勢いで

洗っている感じです。

私の体から不機嫌オーラが放たれている状態。

きっと体臭の種類も「不機嫌」。

 

 

怒りに呑み込まれてることに気づいた時、

「何の為に掃除をするか考えてみたら?」

と、頭の中で声がしました。

 

「どうやったら気分良く掃除出来るかな?」

また、頭の中で声がする。

 

 

そんな時に兄が近づいてきて、

「そんなに頑張らんでもいいんやない?」

と、言ってくれたんですね。

 

 

「分かっちゃいるけど止まらない状態。」

と、答えつつも考えていると…

 

 

『兄が気持ち良く暮らせるように。』

そう自分の中から出てきたので、

「それいい!そうしよう!」となり、

そこから気持ちを切り替えて

気分よく掃除するようになれました。

 

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でも掃除しながら、少しずつアレが顔を

出してきます。ええ、アレです。

それは【罪悪感】。

 

 

私がもっと帰省して掃除していたら…

兄はこんな環境で生活してたのか…

父はどんな状態だったんだろう…

家中がどんよりしてる…

 

 

罪悪感を感じながらも、音楽を流したり

コーヒーを飲んだりしながら

掃除を続けていました。

明らかな汚れって、綺麗になった時の

喜びが感じられるのはいいですよね。

 

 

「お兄ちゃん、見てー!」

と、綺麗になったよアピールをしていると

私の罪悪感は溢れ出しました。

 

 

「お父さんの愛情を感じていたけど

 私は応えられなかった。」

「お父さんが私を見る目には、私を可愛く

 思う気持ちがあっただろうけど、

    私はお父さんに対して体が固まるくらい

 拒否反応が出てた。」

「お母さんの時とは悲しみが全然違う。」

 

 

気が付いたら私は雑巾を握りしめたまま

泣いていました。

 

 

壁にもたれながら兄は、

ちょっと困ったような笑ってるような顔で

 

「しょうがないわい。

 無理なものは無理やし。

 良い思い出もあるわけやし。

 俺だってお母さんの時とは違うよ。

 差があって当然やない?」

 

 

兄の言葉を聞き終えて、

吐き出してちょっと楽になった私は

 

 

「良い思い出はチョットしかないけどね。

 これだけしかないんやけん!」

と、両手を使って良い思い出の量を

表現してました。←子供です。意地っ張りです。

 

 

掃除がひと段落して、兄と香典返しの相談。

母の時のように私が担当することに。

母の時は、3~4行の短い手紙をそれぞれの

人に書いて同封していたんですね。

 

  

私からの手紙の話をする人がいたことを

兄から聞いたり、父の葬儀の時にも

あの手紙大事に取ってあると私自身が

言われたこともあり、父の香典返しでも

書いたほうがいいのかな~

母の時の人数に比べたら少ないし~

と思いつつも気持ちが乗らない…。

 

 

母の時にはしたのに父の時にはしない。

差があってもしょうがない。

差があることに対する罪悪感…。

平等にしたいのか、

平等でなければいけない縛りなのか。

 

 

あぁぁぁぁ"(-""-)"となっていると兄が、

「差があって当然。しょうがない。」

 

 

「うん。そうよね。」

と、答えた私。

 

 

結局どうしたと思いますか?

一応便箋セットは準備したんですけど、

書く気にならないし、

自分のケアを最優先にしたので

誰にも手紙を書きませんでした。

 

 

母が亡くなった時は自分を後回しにして、

父の用事をしに日帰りで何度か帰省したり、

香典返しに添える手紙を書きまくり、

どうなったかというと。。。

腰痛&坐骨神経痛で片足を引きずる結果に

なりました(T_T)2カ月間…。

でも喜んでもらえたので相殺ということで。

 あの時の私はそうしたかったんだから。

 

皆さんも、ご自分のケアを忘れずに♡

痛い目に遭うかもよ⁉(*´з`)

 

 

罪悪感って自分が感じているんですけど

感じたくなくて無理やり無くすことは

出来ないし、かと言って感じ続けるのも

良い気分では無いですよね。

 

罪悪感を感じる対象に対する思いが

あったり、自分自身を罪人だと勘違いして

いることもあります。

 

口から言葉にして誰かに聞いてもらう

だけでも体感が変わると思います。

 

思い過ごしや勘違いに気づいたり

聞いてもらって受け止めてもらうことで

許されてる体感を得られたり、

新しい捉え方を知ることが出来たり

自分の中の愛や自分が与えてきたものにも

気づくことが出来たりします。

 

 

だから一人で抱えこまないことを

お勧めします^^

 

 

今日はこの辺で。 

読んでいただき、ありがとうございました(@^^)/~~~