生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

お悩み相談:ココロのマルシェ【父が亡くなってから何もやる気がおきません】

◇お悩み相談:ココロのマルシェ◇

父が亡くなってから何もやる気がおきません

 

 

愛しい皆さま、こんにちは。

カウンセラー春香です。

 

 

今日もうどん県は雨です。

涼しいけど、洗濯物は乾きにくい。

乾燥機が大活躍でございます^^

 

さて今日は、以前から気になっていた

お悩みにお答えしようと思います。

 

~ココロのマルシェ~

根本裕幸氏のお弟子さん制度を卒業

したカウンセラーがお悩みに答えます。

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cocoro-marche.com

 

 

父が亡くなってから何もやる気がおきません

~Magic shopさんからのご相談~

 

父が亡くなってから何もやる気がおきず
後悔する毎日です。

去年夏に失業して就職活動がうまくいかない中
8月に父に動脈瘤が見つかりました。
破裂したら救急車を呼んでも間にあわないとの診断でした。

実家は1時間で帰れる距離ですが、
父がよく批判をする厳しい人ということと、
失業中という自分の存在が恥ずかしくて
一刻も早く職を見つけようと9月から11月まで
実家に帰らず就職活動をがんばりましたが
結果は得られませんでした。

父のことが心配だったため、12月上旬に
露天風呂付の旅館で一番いい部屋を予約して
父と母と3人で泊まりに行きました。
父は大満足で喜んでくれ、年末は非常事態
宣言が出ていたこともあり、実家に帰りませんでした。

1月上旬に父が私の声を聞きたいと珍しく
電話してきたのですが、いつもの批判めいた口調
だったため、不機嫌なまま電話を終わらせました。

1月下旬に母が東京に私の様子を見に来て
くれたため、ランチを一緒にして母は14時半ごろ帰りました。

そのあと、母から父が自宅で亡くなっていたと連絡が来ました。

死亡推定時刻が母とランチを楽しんでいた13時でした。

医者から動脈瘤が破裂したら即死してしまうと
聞いていたのに自分の悩みでいっぱいいっぱいで
せっかくの父からの電話も不機嫌に対応し、
その上母まで東京に来させて父を自宅で一人で
死なせてしまいました。

10年前に父が70歳を越えてから毎年父の日と
年末に温泉旅行に連れいていき、
去年は3回温泉旅行に連れていき、親孝行に
励んでいたつもりでしたが最後の最後で親不孝をしてしまいました。

失業なんて父を失うことに比べたら
大したことないのに去年8月から5か月間、
失業中なのだから逆に父と毎日過ごそうと思えば
過ごせたのに一つの心配事に囚われて
大事なことを見落としてしまった自分が許せません。

 

Magic shopさん、こんにちは。

悲しみの中、ご相談を寄せていただき、
ありがとうございます。
お父様のご冥福をお祈りいたします。

春香からのお返事を書かせていただきますね。

 

ご相談を寄せていただいてから、3ヶ月近く

経ちますが、その後いかがお過ごしでしょうか。


Magic shopさんのご相談文を読ませて

いただきながら、とてもお父さん思いで

親孝行な娘さんだなと思いました^^

 

大切な人を喪うと、あの手この手で自分の

ことを責めてしまいます。私もやりました。

 

Magic shopさんは、その時その時にご自分が

出来ることをされてきたと思うんです。

 

実家は1時間で帰れる距離ですが、
父がよく批判をする厳しい人ということと、
失業中という自分の存在が恥ずかしくて
一刻も早く職を見つけようと9月から11月まで
実家に帰らず就職活動をがんばりましたが
結果は得られませんでした。

 

お父さんの批判や厳しい口調を

ずっと見て感じてこられたので、批判され

ないように、また、お父さんに安心して

もらいたくて、心配をかけたくなくて

Magic shopさんは就活を頑張られたんです

よね。

 

結果を得られなかったとしても、

『やる』と決めて行動されたことは、

とても素晴らしいことですし、

不安な中、よく頑張られましたよね。

 

父のことが心配だったため、12月上旬に
露天風呂付の旅館で一番いい部屋を予約して
父と母と3人で泊まりに行きました。
父は大満足で喜んでくれ、年末は非常事態
宣言が出ていたこともあり、実家に帰りませんでした。

 

家族3人での旅行。

お父さんもお母さんもとても喜ばれたこと

と思います^^

ここでもMagic shopさんは、その時に出来る

こと、してあげたいと思ったことを行動

されているので、凄いなと思ったんです。

時間もお金も使って日常を忘れるくらいの

感動をご両親に与えてあげたのだろうと思い

ます。

 

非常事態宣言で帰省しないことを選ばれた

ことも、ご両親のことを思ってのことだと

思います。

 

1月上旬に父が私の声を聞きたいと珍しく
電話してきたのですが、いつもの批判
めいた口だったため、不機嫌なまま電話を終わらせました。 

 

お父さん、娘の声を聞きたいと電話を

してくるところが、可愛らしいですね。

そして、そのままのMagic shopさんを

受け容れてくれているお父さんだなと

感じました。

 

不機嫌なまま居させてくれる。

娘で居させてくれたんだと思うんです。

 

医者から動脈瘤が破裂したら即死して
しまうと聞いていたのに自分の悩みで
いっぱいいっぱいで、
せっかくの父からの電話も不機嫌に
対応し、その上母まで東京に来させて
父を自宅で一人で死なせてしまいました。

 

お母さんが東京に来られたのも、

お母さんがMagic shopさんのために

行ってあげたい、

悩んでいるMagic shopさんのために

力になりたいと思われたからだと

思うんですね。

 

お父さんがお母さんの東京行きを

承諾されたのもまた、Magic shopさん

のことを思ってのことだと思います。

 

人が亡くなる時間はコントロール

できるものではありません。

一緒に暮らしていてもその瞬間には

気づけないことだってありますから。

 

10年前に父が70歳を越えてから毎年父の日と
年末に温泉旅行に連れいていき、
去年は3回温泉旅行に連れていき、親孝行に
励んでいたつもりでしたが最後の最後で
親不孝をしてしまいました。

 

Magic shopさんは、お父さんが大好き

だったんですよね。

そしてその気持ちを行動で表現されて

こられたんですよね。

 

そうやって行動されるのは、お母さん

譲りなのではないでしょうか?^^

(違っていたらごめんなさい)

 

Magic shopさんのご相談文の中には

お父さんお母さんそれぞれの愛情表現が

ありますよね。

 

批判めいた厳しい口調は、

不器用で昭和らしいお父さんの愛情表現。

 

 Magic shopさんが欲しかった愛情表現

ではなかったかもしれませんが、

お父さんはそのやり方しか知らなかった

のかもしれません。

 

失業なんて父を失うことに比べたら
大したことないのに去年8月から5か月間、
失業中なのだから逆に父と毎日過ごそう
と思えば過ごせたのに一つの心配事に
囚われて大事なことを見落としてしまった自分が許せません。

 

その当時の Magic shopさんには、

失業も大きな出来事だと思います。

 

喪った今だからこそ、比べることが

できるのでしょうし、

当時の  Magic shopさんには

『仕事を見つける』ことが最優先

だったんですよね。

 

ご自分の生活を守るため

ご両親に心配をかけないように

一生懸命だったんだと思うんです。

 

そういうところは、お父さんに似ている

のではありませんか?

 

喪ってから気づくことって

沢山ありますよね。

後悔も反省もいっぱいします。

 

私も父を1月に亡くしました。

私の父は問題の多い父でしたが

自分責めや喪失感の中で私が気づいた

ことがあります。

 

父のことを愛していたけど

愛することを止めたのは自分なのに

本当は、もっと愛したかった…

そう自分が思っていたこと。

 

私の父にも父なりの愛があり、

ずっと娘で居させてもらったこと。

 

長年父のことを嫌悪していたのは

父と似ている部分がある自分を嫌悪

していたことなど、

父が亡くなってから気づきました。

 

罪悪感を感じるのは、それぐらい

Magic shopさんにとってお父さんが

大切な存在だったということでもあります。

 

 Magic shopさんは、ご自分のことを

許せないと書かれていますが、

お父さんは最初から許していると

私は思います。

(怒ってなんていないと思うし

 Magic shopさんのことを責める

 気持ちも無いと思います。)

 

どうしてそんなこと言えるんですか?

と、聞かれたら

Magic shopさんが生まれてきてくれた

から、『お父さん』になれたから。

 

これは、私が3人の子供の母親でもある

ことから、そう思いました。

 

生まれてきてくれたこと、

育っていく姿を見せてくれたこと、

色んな気持ちを味合わせてくれたこと、

親としての経験をさせてくれたこと、

大人になっても親孝行してくれたこと。

 

Magic shopさんが居てくれたことで

沢山のものをお父さんに与えてきたと

思うんですね。(お母さんにも)

 

今はまだ、そう思えないかもしれません。

そのままの気持ちでいいんです。

悲しいものは悲しい。

寂しいものは寂しい。

 

しんどい時は休んでくださいね。

 

泣きたいときには泣きましょう。

 

寂しいとき苦しいときは

お母さんや他の誰かを頼ってくださいね。

 

お父さんを思い出すときは

お父さんに伝えたかった言葉を口にして

声に出してみてください。

 

Magic shopさん、どうか無理をされませんように。

 

春香