生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

卒業式と合格発表と15歳男子

◇卒業式と合格発表と15歳男子◇

 

 

愛しい皆さま、こんにちは。

繊細で優しいあなたが今よりも自由に生きられるよう応援する春香です。

 

寒の戻り…寒いですね。

初夏のような暑さからの変化。

皆さま、お体気をつけてくださいね^^

 

***

 

先日、15歳長男の卒業式があり、卒業生と保護者各家庭1名のみ参加可能ということで、私行ってきました。

 

卒業式前日にスーツを新調するぐらい太っていた自分にビックリしました。1年前は着れていた服がですね、起立・礼・着席でチャックが壊れそうで、夫と長男に「肉!肉!肉!」と連呼されまして、楽しくなってきて爆笑した次第です。

 

卒業式はコロナの関係で簡素化されたものでしたが、その分、各クラスでの最後の時間が濃く暖かいものでした。

 

サプライズで子供たちから親への手紙が用意されていて、先生の合図で子供たちは自分の親を探し渡しに行きます。

 

どんな顔をしてやってくるんだろう?と思っていたら、意外にもまっすぐ目を合わせて近づいてきました。

 

渡された手紙に目をやると、「お父さん、お母さんへ」ではなく、「はるか、〇〇(夫の名前)へ」と私たち夫婦の名前を呼び捨てで書かれてることに気づき、私は廊下で爆笑。呼び捨てやないかい!名前を漢字で書けんのかい!とツッコミも止まらない。

 

そんな私の様子を見た長男はニヤリと笑いながら「家で読むやつね!!」と念押しして教室に戻り、同級生たちとの別れを惜しみます。一足先に帰宅した私は長男からの手紙を読みました。着替える前に読みました。

 

『学校も塾も休みまくって迷惑かけてごめん。それでも色々とお世話をしてくれてありがとう。これからも迷惑かけると思うけど、よろしくお願いします。』

 

そんな内容が書かれていました。

 

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お母さんは誰でも子供に対して少なからず罪悪感を感じることがあると思います。

あの時ああしておけばよかったと後悔することも、もっと上手に愛せたらと自分を責めることも、怒ってばかりでごめんね、こんなお母さんでごめんねと、子供の寝顔を見ながら謝ったりすることもあるでしょう。

 

私は子育てをする前に心理学を知ったり、自分と向き合うことをしておけばよかったと何度思ったか分かりません。(今は、自分にとって最適のタイミングで知ることになると思っています^^)

 

お母さんが悩んだり罪悪感を感じるのは、もう、それは呼吸をするのと同じくらい当たり前に子供を愛しているからだと今の私は思います。ただ、自分の愛に自信が無かったり、自分の中にある愛に気づけてなかったりするだけ。

 

 

私は長男からの手紙を読んで、私の中から『迷惑が迷惑じゃない』という言葉が出てきました。

 

長男が私たちに迷惑をかけたと思っていることが、私たち夫婦にとっては深い会話ができるきっかけになっていたり、それによってまた夫を知ることができたり、なんとかなると思えたり、私と長男はこんなに違う人間なんだと気づかせてくれたり、

 

普段見えない学校での様子を先生から教えてもらうことができたり、先生からの電話にザワつく私と気に留めない私の状態の違いに気づいたり、

 

コントロールしたがっている自分や、見守ろうとしている自分、心配している自分、自分と長男との線引きを意識し続ける自分が居ることに気づき、その都度私は長男に対してどうしたいのかを選択してきたと思います。

 

それに、私だって長男に甘えさせてもらったことが沢山あります。ありすぎて数えられないくらい長男の存在に助けられてきたんですよね。

 

だから、お互いさま。そんな返事を長男に書きました。

 

 

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卒業式の後は合格発表の日まで、本人曰く「生殺し状態」だそうで…

もう終わった…俺は終わった…と落ち込む日もあれば、友人たちと楽しむ日もあり。

 

そして迎えた合格発表当日。

 

緊張と不安で声が出ない様子の長男と高校に向かっている車中、足早に校門に向かう人に見覚えが。

 

あれ?担任の先生じゃない?どう見ても先生よ?と、長男に確認してもらうと多分そうだろうと。

 

車を停め、会場で先生を探すも見つけられないでいたら、合格者番号が張り出され、歓声を上げる子や抱き合う子、笑顔になる保護者、写真を撮るカメラマン。

 

固まっている長男。

 

固まっとるがな。

 

そのリアクションはどっちだ?

 

ねえどっち?と思っていたら、一緒に居た同級生とハイタッチした後に「あった!」と言ったので合格でした。

 

電池残量5%の携帯ですぐ夫に報告し、隣県にいる兄にも報告。

(朝から充電できなくなっていて落ち着かないったらありゃしない)

 

書類を受け取り駐車場に向かっている最中にやっと担任の先生に会えて、先生に満面の笑みで「よかったね!おめでとう!」と、言ってもらえました^^

 

その後、塾に寄り結果報告とこれまでのお礼を伝え、義母さんと義兄さんにも報告したんですが、皆さんホッとしたのと喜びが混ざったような笑顔。

 

一足先に推薦合格していた友達や、そのお母さんからもおめでとう連絡をもらい、みんな優しいなと思いつつ、「長男が知らないところで、長男が思っている以上に祈ってくれる人や喜んでくれる人が居るって知ってた?」と長男に聞いてみたら、「ん?」と、分かっているような分からないような顔をしていました。

 

15歳の私も、そんなこと知らなかったよ。

 

 

それから自宅でいつも通り過ごしていましたが、夜になってようやく長男が大きく伸びをしながら、「あーーーー安心したーーーー!」と言ったんです。

 

朝に発表があって、夜やっと言葉にして口から出したのを見て、これで『長男の受験』が終わったんだと私も区切りがつきました^^

 

すぐ説明会がやってきて、入学準備も始まります。

学ランだと思っていたらブレザーらしく、新しい制服姿が楽しみです。

 

 

それでは、今日はこの辺で。

読んでいただき、ありがとうございました(@^^)/~

 

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