生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

幼い頃の夢

こんにちは、カウンセラー見習の春香です。

子供の頃に夢見ていたことの一つに、犬を飼うことがあります。

 

ムツゴロウ王国に憧れた子供の頃。

シベリアンハスキーのテツが亡くなった時は号泣しました。

七夕の短冊、サンタさんへの手紙で犬が欲しいアピールをするも、

その願いが叶うことはなく。。。。。

 

結婚してから、その夢が叶います。

ドドーン。

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ブルドッグです。

頑固で、やる気が無いと一切動かない、暑さに弱い、短命ということで不安でしたが、結果11年生きてくれました。

 

思い描いた犬との生活は、なかなか厳しくもあり、楽しくもあり、笑いあり。

ブルドッグのイビキは人間のオッサンみたいで大音量。

おまけにオナラもめっちゃ臭い(笑)

 

一番上の子を妊娠中に飼い始めたので、ブルが生きている間、ずっと幼児が居ることになります。だから、ブルを後回しにしてしまうことが多かった。

これは悪かったなと今でも思いますね。

 

 

子供たちが小さい頃は、主にブルの散歩は夫の担当。

後半は、私が散歩に行ってました。

 

私が働きに出るようになり、仕事を終え家に向かう道路から、フェンス越しに昼寝しているブルが見えるんですね。私の車のエンジン音が分かるようで、家に近づくにつれムクッと起き上がりスタンバイ。私の車が駐車場に入ると同時に吠え始める。

 

「散歩行こうぜ母ちゃん!」

 

散歩って、どんなイメージですか?

犬の散歩って、運動のイメージが私は強かったんですが。

ブルの散歩は500mぐらいの距離を1時間かけてました。

半分以上、休憩です(笑)

 

 



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見た目がいかついので誤解されますが、人好きで温厚です。

散歩中に出会う犬と遊びたくても遊んでもらえず。犬に警戒されてました(^-^;

そして、頑固。帰らない。帰りたがらない。

 

帰宅拒否で道路の真ん中で敷物みたいになったり、リードの引っ張り合いで綱引き状態になったり。

 

やんちゃ盛りを過ぎ、老化も見え始めたブルを見ながら

あとどれぐらい一緒に居られるのかと考え、出来るだけ付きあうように

散歩していました。時間に追われてる時は担いで帰ったり。おやつで釣ったり。

 

ブルのおかげで、いろんな人と出会えたなと思います。

声をかけられることも多く、可愛がられることも多かった。

見知らぬ人が車の中から休憩中のブルに手を振ってくれたり、若い女子に囲まれたり、

工事現場の人たちに可愛がってもらったり。

なかなか帰らないことを知っている人たちは、

「はよ帰ろうで」「一緒に帰ろう」と声かけもしてくれました。

 

わがまま言っても、駄々をこねても、そのままで居ても愛され許される存在。

ブルも私のお師匠さま。

 

 

耳も遠くなり、目も見えなくなっても散歩に行きたい。

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散歩中に目を離した隙に用水路に落ちた図。

 

 

本当にたくさん笑わせてもらったし、怒ったし、発見がたくさんありました。

犬にも人間の好みがあったり、怒られたときに俯いてしょげたり、水嫌いだったり、

足の匂いが好きだったり、人によって可愛がられ方を選んだり。。。

夫が代打で散歩に行ってくれたとき、こっそり様子を見ていたら…息を切らしながら必死の顔で歩くブル。歩けるやないかーい!(笑)知ってたけど(笑)

 

 

亡くなってから4年が経ちました。

今でも「新しい犬飼わないの?」と、散歩中に出会った人たちに聞かれますが

「今はいいかな~。」と答える私。

 

正直、亡くなった時の喪失感が強かったので次を考えられなかったのと、

飼うとなったら全部私がすることになるので(←これは思い込み⁉)、尻込みしちゃうかな~。

飼ったら飼ったで、絶対可愛いから癒されるだろうことは分かってるんですけど。

今じゃないかな。

 

またブルに会いたいなーと思うと、まだ泣けるので。

これはきっと、ずっと泣けるやつかな。

 

幼い頃の夢を叶えて本当に良かったと思います。

ブル、ありがとう。

 

 

読んでいただき、ありがとうございました。