生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

おふくろの味ではなく、姑の味

 

 

愛しい皆さま、こんにちは。

カウンセラー春香です。

 

 

家族を送り出し、ゴミ出しをした後にふと思いついて、家の前の共用道路の掃き掃除をしてみました。

 

太陽の日差しを全身に受けながらの掃き掃除は、身体が温まり、綺麗になっていくさまに満足度が高かったので、その良い気分のまま玄関の掃き掃除&草抜きをササっと済ませてスッキリです。

 

 

数日前に何か(SNS)で目についた言葉があったんです。

 

とある女性が、”私が作ったご飯を、夫に「おふくろが作ったの?」と言われて腹が立った…”という言葉の後には、ご主人に対する我慢や怒りが続く…という内容だったと思います。

 

ふーんふむふむと眺めながら、そう言えば同じことを私は夫に言われたことがあったことを思い出しました。

 

15年前くらいでしょうか。

ある日の食卓に並んだ、私が作ったひじきの煮物を食べた夫の一言。

 

「これ(ひじきの煮物)、オカンのやろ?」

 

その一言を聞いた私は、心の中で心の底からガッツポーズです(笑)

 

当時の私は、何に勝利したと思っていたのか⁉

 

夫ですね。(夫の味覚かもしれない)

 

やってやった感でいっぱいの私でした(笑)

 

「ふふふ…そのひじきは、私が作ったひ・じ・き!!」と、勝ち誇った顔で仁王立ちで夫に向かって言ってたかもしれない当時の私です。(多分間違いなく言ってます)

 

私が作ったのに、義母さんが作ったと夫が感じるくらい、私が義母さんの味をマスターしたであろうということ。

そんなに得意ではない料理を、私がそれなりに作れるようになってきたということ。

夫の舌(味覚)を騙せたということ。←ここが一番の勝利感

 

それらの方が勝っていたので、夫に言われたことで、夫に腹が立ったということは15年前の私には無かったです。(別のことで腹が立ってたけども)

 

だって、もう、私の大勝利感が強かったですから(笑)

 

それぐらい私の場合は、無意識に夫に勝負を挑んでいたと思います。勝ち負けや競争の意識を通して、夫を見ていました。当時は無意識でしていたことなので、自動的にそう見てしまっていたんです。

 

●何かしらで夫より優位に立ちたがる自分(競争心・マウント・男性への怒り・父への怒り・価値を感じたい)

●それとは真逆に夫が働いてくれているからと下に入る自分(罪悪感や無価値感)

●嫁だからと義母さんの期待に応えようとする自分(嫁という役割にハマる・断れない

●お母さんになったんだからとそれまでより自分を追い込む自分(自分を見張る頭の中の鬼軍曹・頭の中の母親)

 

上記のようなことで頭の中がいっぱいな私は、毎日のようにイライラしていました。

(自分の思考・捉え癖によって自分が苛立っているということには全く気づかずです)

 

自動ドアだと何も考えずに、「開くもの」として扱いますよね。

手動ドアだと、「開けるもの」として手を伸ばします。

 

ほんっっっとに、この「自動」というのは自分では中々気づけません。

それぐらい当たり前になっていて、呼吸するように毎日毎時間しています。

 

なので、気づいた時から「手動」に切り替えていけばいいんです。

 

それでも人間は忘れる生き物なので、何度も忘れます。

忘れるし、自分が信じていたことが幻や妄想だったとは気づきたくないので、無意識に目を逸らすようにもなっています。(それぐらい自分のことを見たくない)

 

「忘れていた!」ことを思い出せば、それは気づきなので、また手動で切り替えていけばいいんです。忘れた自分を責める必要も全くないです。

 

自分を守るためだと思っていたことが、自分を苦しめているなんて私は知りませんでした。

 

自分以外の他人(夫・パートナー・子供・親・友人・同僚・上司)に言われたことに、強く反応する自分が居たら、自分のことを知るチャンスだと思ってみてください。

 

 

今なら、夫に同じことを言われたら…

私はやっぱり嬉しいでしょうね。

 

自分が作ったものを、好きな人がオカンの料理かと思うくらい味わってくれて、確認したくなるくらいそっくりの味に感動してくれている姿。

 

愛しいなぁ~~~と夫を見つめながら...

 

私、またレベルアップしたな~💛と喜びつつ、「そうなん!!美味しいやろ!!」と、身を乗り出して私は言うと思います^^

 

「喜んでもらえて私も嬉しい。また作るね。」とも、私は伝えると思います。

 

あなたは、どんな言葉を伝えますか?

 

 

それでは、今日はこの辺で。

読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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