生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

コミュニケーションのすれ違い~あなたの普通と私の普通~

 

 

 

愛しい皆さま、こんにちは。

カウンセラー春香です。

 

 

今日は、私と長男との間で繰り広げられるぶつかり合い…コミュニケーションのすれ違いを書いてみようと思います。

 

 

我が家には3人子供が居ますが、『忘れ物』をするのは長男(高1)です。

 

忘れたら困るものを忘れた場合は、電話かLINEで『〇〇を持ってきてほしい。』という連絡が長男から来ます。

 

朝練があるので早い時間に寝ぼけたまま登校する日もあるんですが、先日、なんと…制服を忘れたんですね。(ジャージで出発するからなのか…)

 

制服を忘れることが今までに無かったので、私も確認することもなく、いつもどおりに朝から家事をこなしていました。

 

その間、私は携帯を寝室の布団の上に置いたまま。。。

 

 

ふと携帯を取りに行くと長男からのLINEが100件以上に着信あり。

 

「制服を忘れたから8時20分までに持ってきてほしい。」と書かれてありました。

 

そのことに気づいたのが8時10分。どこでもドアが無い限り無理な時間です。

 

私は連絡に気づかなかったことを長男に謝り、今からでは間に合わないことを返すと、長男からの返事は、「なんで電話に出ないの?」と。

 

寝室に携帯を置きっぱなしで1階と2階を行き来したり、掃除機をかけてたら気づけないことを伝えたところ、「普通、電話に出るやろう。」と、長男からの返信。ここで始業のため時間切れで連絡が取れなくなりました。

 

 

長男は電話に出てほしかったんだろうし、電話に出てくれるだろうという期待もあっただろうし、それだけ困ったんだろう。

 

だがしかし、その日の母は携帯そっちのけで家事をしていました。制服を忘れるなんてこれっぽっちも思わずに。

 

先生に事情を説明してジャージで授業を受けたらいいじゃないかと私は思ったので、そのままにしようと思ったんですけど、自分の身支度を終えたら気が変わり、私は制服を持って行こうと思い直したんです。

 

よかれと思って。←お母さんのよかれと思ってはだいたい子供からすると余計なお世話率が高いんですよね~

 

長男の靴箱に制服を置き、そのことをLINEで送ったんですけど、午前中に既読がつくも返信なし。夕方に「なんで?」「どういうこと?」という返事がきたんですけど、私にしてみると「なにが?」としか返しようがない。そのままどうやら部活へ。

 

 

私が夜お風呂に入っていると長男が帰宅したようで、水筒やバッグやらを雑に置く音が聞こえます。『怒り』を顕にしている様子。

 

私がお風呂から出ると、「なんで制服を持ってきたんや!!」「なんで電話に出んのや!!」と怒り心頭の長男。

 

「忘れたままだと困るかと思って。」「電話に出れなかったのは携帯を寝室に置いたままだったから。」淡々と答える私。

 

「普通は電話に出るやろう!!」「時間までに持ってこれんかったらもういいって普通は分かるやろう!!」と、感情を顕にする長男。

 

「長男にとっての普通と、私にとっての普通は違う」ということを伝えても、聞ける状態ではなく激おこプンプン丸です。

 

「時間までに持ってこれなかったらもう必要ないって、長男はLINEに書いてたかな?」という確認をしても、「ふんっ!!普通はっ!!それぐらい分かるやろうっ!!」と、長男にとっての普通はお母さんにとっても普通だろう、それぐらい分かれよと思っている様子。

 

いやいや、お母さんには分からない。違う人間だもん。

 

「時間までに持ってこれなかったらもう必要ないって書かれてなかったから、お母さんには分からなかった。」こと、「もっと確認しあえるようになりたい。」こと、「携帯に出れない時や気づかない時もあるから、家の電話にもかけてほしい。」というお願いもしたんですけど、聞ける状態じゃない。

 

その日は大掃除があったらしく、長男は制服を取って帰ってないから、最悪の場合引きとられて処分されるかもしれないと。

 

え?なぜ制服を持ち帰らない?と私は思いつつ、今は何を言っても跳ね返されるだろうということや、長男は長男で罪悪感を感じていることも感じ取ったので、その日はそこで一旦終わりました。

 

長男とのすれ違いはたまにあるんですけど、『確認不足』なんですよね。それをどうやったら良い方に向かえるかという話し合いを私はしたいんじゃー!という愚痴を夫に聞いてもらうも、夫はどっちの気持ちもわかると。そんな夫の気持ち、私もわかるわ。

 

だめだ…スッキリしない…。

なんかこの気持ちは…乳幼児たちを抱えていたころの気持ちに似てる…。

 

大人と話したい!!

分かり合える人たちと話したい!!

 

と、いうことで気のおけない愉快な仲間たちに聞いてもらいスッキリし、沢山笑って自分を整えました。ありがたしです。

 

長男は長男で部活に励んだり彼女と遊んだりで整ったらしく、校内に置かれたままの制服を持ち帰ってきたんです。

 

それを見た私は「制服を取ってきてくれてありがとう。」と、伝えた後に、家の電話番号を登録して今後は家にも電話してほしいことを再度お願いしました。母はいつでも君の期待に応えられるわけではないのだ。

 

そんなこんなで、今は長男と一緒にWBCの話題で日々盛り上がっています^^野球を普段から見るわけではない私ですが、野球好きの長男に色々教えてもらっているんです。

 

近しい人(家族)とは言え、それぞれにとっての『普通』は違うということをお互い尊重できるようになるといいですよね。今後の課題ですね、私たち親子の。

 

そして、頼れる甘えられる依存先があること、集中できるものや楽しめるものがあるということは、自分を整えることにとても大事だなと改めて思いました。

 

私と子供との話ですけど、『自分とパートナー』『自分と友人』『自分と同僚』『自分と親』でも当てはまることがあると思います。

 

自分にとっての当たり前・普通のことって、あくまでも自分にとってなんですよね。

 

でも人間は無意識に他人もきっと同じだとか、自分は正しいと思って押し付けようとしてしまったり、違うのはよくないことだと自分の意見を引っ込めたり、違うことに対してジャッジしたりすることがあると思います。

 

それって結構ストレスを感じるんですよね。私は周りを見ては周りを裁いていたので。

それって結局自分が自分に厳しくしていたからでした。

 

自分にとって大切な人とは、歩み寄っていきたいものですよね^^

 

 

思っていたより長い記事になってしまったので今日はこの辺で。

読んでいただき、ありがとうございます💛

 

あなたの日常が彩豊かでありますように。

 

 

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