生きづらさを愛おしさへ

聴く専門家・春香のブログ

父の葬儀①

◇父の葬儀

 

 

愛しい皆さま、こんにちは。

カウンセラー春香です。

私についてはこちらをどうぞ。

 

 

私の日記にお付き合いくださり

ありがとうございます^^

父が亡くなった日  

父との対面①

父との対面②  

父の通夜①

父の通夜②あなたのやらかしが誰かを癒す⁉

 

今回は、父の葬儀。

 

 

葬儀が午前中だったので、朝から

ちょっとバタバタしていました。

 

葬儀の段取り、終わってから焼き場に

向かうまでの流れ、香典をどうするか。

そんな話し合いをしている最中にも

弔問に来てくれる人が居て対応をする。

 

家族葬という体で葬儀をするけど、

父とお別れをしたい人はきっと来る。

椅子が足りるか心配ばかりして

いましたが、さすがプロ。

通夜の時より座席数を増やしてくれて、

結果的にピッタリでした。

 

そして、父の友人たちも凄い。

母の葬儀の時もそうでしたが、

受付をするために早く来てくれます。

まるで自分の仕事の様に。

ちなみに父が誰かの通夜葬儀に参列する

時は、下足番だったそう。夏も冬も。

 

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私と兄も母の時と同様、入り口に立ち

来てくれた方に挨拶をし言葉を交わす。

 

 

兄は自宅から母の遺影を持参して、

入口にある父の写真の横に飾りました。

「これでいいやろう?」

兄なりの父への気遣い^^

 

 

母の時と違って、

香典を私に渡すように言う人も居ないし

「親父に金を渡すな」

「お金はお前が守れよ」

と私の耳元で囁く人も居ない。

 

 

そう言った人たちは、

母を助けたかった人だったり、

母に恩を感じていた人だったり、

父を良く思っていない人たちだったり、

父が迷惑をかけた相手だったのかも

しれないと思います。

 

そして、私がそう言わせていたような

気もします。

自己重要感(自分を大切な存在だと思う)

が低かった私は、

「必要とされるため」に頑張ったり、

我慢したりいい子で居ようとしていたし

父を悪者にすることで、怒りのエネルギー

をメラメラ燃やして行動力をUPさせて

いたので。

 

 

でも、母の時とは雰囲気が違い、

とても穏やかな感じで斎場が包まれてました。

 

 

父の友人・仲間・同級生が来てくれます。

父の高校の同級生の期は団結力が強く、

同窓会だけでなく修学旅行もする期で、

学ランやセーラー服を着てました。

父の遺影も学ラン姿です(笑)

初老の学ラン。

 

 

「親父はやりっきたわい。」

「寂しくなるね。」

「良くしてもらったんよ。」

「信じられない。この前会ったのに…」

「最後に会ったのは…」

「お父さんとお母さんの店は青春だった」

「助けてもらったんよ。」

 

 

皆さん、それぞれの思いが言葉になって

出てきます。私はただ受け止めるだけ。

 

 

「おばちゃーん^^」と、手を振りながら

迎えるとおばちゃんが泣き出したり、

 

 

春ちゃん、すまん。俺は友達がいの

 無い男やった。お父さんが寂しいのに

 俺は会いに行ってなかった。」

 と、泣きながら私に謝るおっちゃんが居たり。

 

 

うんうんと頷き、受け止めながら

こんなに思ってくれる人たちが居るのに

父の寂しさは埋まることはなかったんだろうと

私は思ったり、

皆その場での感情の吐き出しが上手だなと

思っていました(^-^;

こみ上げてくるんでしょうね。

私はまだ親しい友人を亡くす経験をして

いないので、その時はきっと思いも

後悔も溢れるんだろうと思います。

 

 

そんな時、1人のおっちゃんに呼ばれました。

 

 

「思い出したぞ!お父さんとのエピソード!」

 

 

そのおっちゃんは、父との忘れられない

エピソードがあれば教えてほしいという

私のお願いを覚えてくれていたんです。

自分だって60年以上付き合った友人が

亡くなって辛いのに、

私に応えようとしてくれてるのが嬉しくて

男性ってやっぱり優しい!

しっかり受け取ろう!と思いました。

 

 

そのおっちゃんは葬儀場から見える鉄塔を

指さし、父とのエピソードを教えてくれました。

父たちの青春、父のヒーロー願望、

父たちの純粋さが分かるエピソードでしたが

オチがあって笑えました^^

 

 

父の光の部分を知りたい。

良い思い出もあるんです。

スナックのお客さんや父の仲間

から聞いた父の武勇伝もある。

 

でも私には、父の影の部分や

影に呑み込まれて闇になっている姿が

強烈に残っています。

私は体に拒否反応が出ていたくらいです。

 

父の光の部分を知りたい。

その願いが父への弔辞で叶います。

 

 

続きます。